正解:エ
各選択肢の解説
アセグメンテーション
誤り。市場を年代や目的などの切り口でいくつかの層に分ける段階です。 この問題では「本格志向」「健康維持」「ダイエット」に分けたところが これにあたり、すでに終わっています。
イターゲティング
誤り。分けた層のうちどこを狙うかを選ぶ段階です。この問題では 「30〜40代の健康維持層を狙う」と決めたところがこれにあたります。 狙う先を決めただけで、競合との違いはまだ示せていません。
ウマーケティングミックス(4P)
誤り。製品・価格・流通・販売促進を組み合わせて具体的な施策に落とす 考え方です。営業時間や料金を実際にいくらにするかを決めるのはこちらで、 STPで決めた立ち位置を実行に移す次の段階にあたります。
エポジショニング
正解。狙う層の頭の中で、競合と比べて自社をどこに置くかを決める段階です。 既存ジムと比べてどう見てもらうかを定めたところが、 立ち位置の宣言にあたります。
理解を深めるために
分ける、選ぶ、位置を決める
STP分析は、限られた資源で戦うための三段構えです。市場をまるごと相手に するのではなく、分けて(S)、選んで(T)、立ち位置を決める(P)。 この順番が固定されている点が、そのまま出題のポイントになります。
三つの段階
| 段階 | やること | 問題文での該当箇所 |
|---|---|---|
| S(セグメンテーション) | 市場を似た者同士の層に分ける | 本格志向/健康維持/ダイエット |
| T(ターゲティング) | どの層を狙うかを選ぶ | 30〜40代の健康維持層 |
| P(ポジショニング) | 競合と比べた自社の位置を決める | 既存ジムと比べた見られ方 |
ポジショニングが「競合との比較」である点が要です。自社の特徴を並べただけでは ポジショニングになりません。相手が対面指導で勝負しているからこそ、 「指導を受けずに続けられる」が違いとして効きます。
なお、そこから営業時間を24時間にする、料金をいくらにすると決めるのは、 立ち位置を実行に移す段階=マーケティングミックス(4P)です。 どう見てもらうかを定めるのがP、それを実際の商品・価格・売り方に 落とすのが4P、と分けて覚えます。
前後の道具とのつながり
| 手法 | 役割 |
|---|---|
| 3C分析・PEST分析 | STPの前。市場と環境を調べる |
| STP分析 | 狙う層と立ち位置を決める |
| マーケティングミックス(4P) | STPの後。具体的な売り方に落とす |
試験では「市場を分ける」「狙いを絞る」「競合と違う位置を打ち出す」の どの記述かでS・T・Pを見分けます。4Pはその後の実行段階、と押さえておきましょう。