正解:エ
各選択肢の解説
ア買い切りモデル
誤り。製品を一度の代金で売り切り、以後は追加の支払いを求めない売り方です。 一括で受け取る点が似て見えますが、こちらは完成した製品そのものを 利用者に渡す形で、他社の製品に組み込ませる形ではありません。
イフリーミアム
誤り。無料版で利用者を広く集め、その一部が有料版に移ることで収益を上げる形です。 入口を無料にして裾野を広げる点が要で、G社のように相手を他社に絞り、 最初から対価を取り決める取引とは前提が異なります。
ウサブスクリプションモデル
誤り。利用する期間に応じて定額を払い続ける課金の方式です。 継続して支払いが発生する点は似ていますが、G社の対価は期間ではなく 出荷台数、つまり使われた量に応じて決まります。
エライセンスモデル
正解。自社がもつ技術や著作物の使用を他社に許諾し、その対価を受け取る形です。 G社は製品を作らずに済み、相手は開発の時間を買えます。 対価は出荷台数や売上に連動させることが多くなります。
理解を深めるために
売るのは「使ってよい権利」
自分の土地に自分で店を建てて商売をする代わりに、 土地を他人に貸して地代を受け取る。ライセンスモデルはこれに近い考え方です。 G社が売るのは文字認識の製品ではなく、その技術を使ってよいという許諾です。 技術は何社に貸しても減らないので、同じ開発成果から何本もの収入が生まれます。
提供する側の損得
- 販売網や保守の体制を自前で抱えずに、収益を得られる
- 相手の製品が売れるほど対価が増える一方、売れなければ増えない
- 技術が最終製品の中に隠れるため、自社の名前は表に出にくい
対価の決め方には、出荷台数や売上に応じた歩合のほか、 期間を定めた定額や、契約時の一括払いもあります。 どの決め方を使うかと、ライセンスという形そのものは別の話です。
何に対して払うかで並べる
| モデル | 払う理由 |
|---|---|
| ライセンスモデル | 技術や著作物を使ってよいという許諾に対して |
| 買い切りモデル | 製品そのものを手に入れることに対して |
| サブスクリプションモデル | 使える期間に対して |
| フリーミアム | 無料版にない機能や容量に対して |
ソフトウェアでは「ライセンスを買う」という言い方が一括払いを指すこともあり、 買い切りと混ざりがちです。判断の鍵は、渡しているのが物か、使用を認める権利かです。