問題 22★☆☆

スマートフォンの家計簿アプリ、個人間の送金サービス、AIを使った融資の審査のように、 ITを活用して新しい金融サービスを生み出す取組みを総称する言葉として、最も適切なものはどれか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. アキャッシュレス決済

    誤り。キャッシュレス決済は、現金を使わずに支払う手段の総称です。 スマートフォンの決済アプリなどはフィンテックの代表例ですが、 この言葉は支払いの場面に限られ、家計管理や融資の審査までは含みません。

  2. イレグテック(RegTech)

    誤り。レグテックは規制(Regulation)と技術を組み合わせた造語で、法令への対応や 本人確認などのコンプライアンス業務をITで効率化する取組みです。 金融機関で使われることが多いため混同しやすいですが、目的は規制への対応です。

  3. ウフィンテック(FinTech)

    正解。金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、 ITを使って金融サービスを便利にしたり、新しいサービスを生み出したりする取組みを広く指します。

  4. エオープンAPI

    誤り。オープンAPIは、銀行などが自社システムの機能やデータを外部の事業者が 呼び出せるよう、接続口を公開することです。家計簿アプリが口座情報を取得する手段として 使われますが、取組み全体を指す言葉ではありません。

理解を深めるために

金融とテクノロジーの掛け合わせ

フィンテックは Finance(金融)と Technology(技術)を合わせた造語です。 特定の製品や仕組みの名前ではなく、ITを使って「払う・送る・借りる・貯める・管理する」といった お金の場面を変えていく取組み全体を指します。

どんなサービスが含まれるか

  • 支払い・送金:QRコード決済、個人間送金アプリ
  • 家計・資産の管理:複数の口座をまとめて見る家計簿アプリ(アカウントアグリゲーション)
  • 融資:取引データやAIを使った審査
  • 資産運用:AIが運用の配分を提案するロボアドバイザー
  • 暗号資産やブロックチェーンを使ったサービス

担い手は既存の銀行だけではありません。IT企業やスタートアップが参入し、 銀行が公開したオープンAPIを通じて口座情報と連携する形が広がっています。

混同しやすいものとの違い

用語 指しているもの
フィンテック ITで金融サービスを変える取組み全体
キャッシュレス決済 現金を使わない支払い手段(フィンテックと重なる部分が大きい)
レグテック 規制やコンプライアンスへの対応をITで効率化する取組み
オープンAPI 外部の事業者がシステムにつなぐための、公開された接続口

具体的なサービス例を並べて「これらを総称する言葉」を選ばせる形に注意しましょう。 例が支払いだけでなく、送金・融資・資産管理にまたがっていればフィンテックです。

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