問題 9★★☆

写真編集ソフトウェアで、商品写真の色みと明るさはそのままに、色の鮮やかさだけを 抑えて落ち着いた印象にしたい。調整する項目として、最も適切なものはどれか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. ア色相

    誤り。赤・黄・緑・青といった色みの違いを表す属性です。これを動かすと 赤い商品が紫がかるなど、商品の色そのものが変わってしまいます。 今回変えたくないのは、まさにこの色みの部分です。

  2. イ明度

    誤り。色の明るさの度合いを表す属性です。上げれば白に近づき、下げれば黒に 近づきます。写真全体が明るく、あるいは暗くなってしまうため、 明るさを変えずに鮮やかさだけを抑えたい今回の目的には合いません。

  3. ウ彩度

    正解。彩度は色の鮮やかさの度合いを表す属性です。下げるほど色味が薄れて 灰色に近づき、色みと明るさを保ったまま落ち着いた印象にできます。 最も下げきると白黒(モノクロ)の写真になります。

  4. エ解像度

    誤り。画像をどれだけ細かい画素で表しているかを示す値で、色の性質ではなく きめ細かさの話です。下げると輪郭がぼやけたり粗く見えたりしますが、 色の鮮やかさは変わりません。

理解を深めるために

色は「色み・明るさ・鮮やかさ」の3つで言い表す

同じ「赤」でも、ポストの赤、レンガの赤、桜色に近い薄い赤があります。 この違いを整理するために、色を次の3つのものさしで表したものが色の3属性です。

  • 色相 … どんな色みか(赤・黄・緑・青…)
  • 明度 … どれくらい明るいか(白に近いか、黒に近いか)
  • 彩度 … どれくらい鮮やかか(純粋な色みか、灰色に近いか)

写真編集ソフトウェアのスライダーがこの3つに分かれているのは、 「色みは変えずに鮮やかさだけ下げる」といった調整を独立してできるようにするためです。 彩度を下げていくと色みが抜けて灰色に寄っていき、下げきると白黒になります。

どの属性を動かすかは「何を変えたくないか」で決まる

今回は色みも明るさも変えたくないので、動かせるのは彩度だけです。 逆に、暗くて見づらい写真を明るくしたいなら明度、 青みがかった写真を自然な色に直したいなら色相を調整します。 同じ「印象を変える」作業でも、どのものさしを動かしているかは別々に考えられます。

混同しやすいものとの違い

用語 中身
彩度 色の鮮やかさ。下げると灰色に近づく
色相 色みの種類。赤・黄・緑・青などの違い
明度 色の明るさ。上げると白、下げると黒に近づく
解像度 画素の細かさ。色ではなく画像のきめ細かさ

3属性が並んだら、「色み・明るさ・鮮やかさ」の言い換えを当てはめて選びます。 解像度のように色とは無関係の値が混ざることもあるので、 問われているのが色の性質か画像の細かさかを先に見分けてください。

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