正解:ア
各選択肢の解説
ア横幅は4インチになり、より細かく印刷される。
正解。2,400画素を1インチあたり600個の密度で並べるので、2,400÷600=4インチです。 同じ画素を狭い幅に詰めるため、大きさは半分になり、きめは細かくなります。
イ横幅は16インチになり、より粗く印刷される。
誤り。これは 150dpi に下げたときの結果です(2,400÷150=16インチ)。 dpi は割る数なので、値を大きくすると横幅は小さくなります。 「数字が大きいほど大きく刷れる」と考えると向きを逆にしてしまいます。
ウ横幅は16インチになり、より細かく印刷される。
誤り。大きく、しかも細かく印刷するには、元の画素数そのものを増やす必要があります。 画素数が同じなら、印刷の大きさと細かさは片方を取ればもう片方を手放す関係にあり、 両方を同時に良くすることはできません。
エ横幅は8インチのままで、画素数が2倍に増える。
誤り。dpi は画素を並べる密度の指定で、画像が持つ画素の数を増やすものではありません。 問題文でも画素数は変えないとしています。画素が増えるのは、 撮影し直すか、ソフトウェアで補って拡大(リサンプリング)した場合です。
理解を深めるために
画素の数は変わらない、並べ方が変わるだけ
画像は、決まった数の画素(ピクセル)の集まりです。印刷するときの dpi は、 その画素を「1インチあたり何個の密度で並べるか」という指定にあたります。 手持ちのタイルの枚数は同じまま、詰めて並べるか、間をあけて並べるかを決めるイメージです。
計算は「画素数÷dpi=インチ」
印刷したときの大きさは、次の式で求まります。
- 横幅(インチ)= 横の画素数 ÷ dpi
- 300dpi:2,400 ÷ 300 = 8インチ
- 600dpi:2,400 ÷ 600 = 4インチ
- 150dpi:2,400 ÷ 150 = 16インチ
dpi を2倍にすれば大きさは半分に、半分にすれば大きさは2倍になります。 画素数が一定である限り、大きく刷るほど粗く、小さく刷るほど細かくなります。 印刷業者が「実際に印刷する大きさで350dpi以上」と指定するのは、 その大きさで必要な画素数が足りているかを確かめるためです。
混同しやすいものとの違い
| 操作 | 大きさ | 細かさ |
|---|---|---|
| dpi を上げる(画素数は同じ) | 小さくなる | 細かくなる |
| dpi を下げる(画素数は同じ) | 大きくなる | 粗くなる |
| 画素数を増やす | 同じ dpi なら大きくなる | 同じ dpi なら変わらない |
dpi の設定だけで画素が増えることはありません。 大きさと細かさを両立させたいときは、元の画像の画素数から見直します。