問題 26★★☆

白い紙に、シアンのインクとイエローのインクを重ねて印刷した。 重なった部分は何色に見えるか。最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア赤

    誤り。赤になるのはマゼンタとイエローを重ねたときです。マゼンタが緑を、 イエローが青を吸収し、赤だけが反射して残ります。どのインクがどの光を 吸収するかを取り違えると、組合せを入れ違えてしまいます。

  2. イ白に近い明るい色

    誤り。重ねるほど明るくなるのは、画面のように光を足していく加法混色の場合です。 インクは光を吸収して色を見せるため、重ねるほど反射する光が減り、暗くなります。 光か色材かで混ざり方の向きが逆になります。

  3. ウ青

    誤り。青になるのはシアンとマゼンタを重ねたときです。シアンが赤を、 マゼンタが緑を吸収し、青だけが残ります。シアンが青っぽい色に見えるため 「青系になる」と考えがちですが、イエローが青を吸収する点を見落としています。

  4. エ緑

    正解。シアンのインクは赤の光を、イエローのインクは青の光を吸収します。 両方を重ねると赤と青が取り除かれ、残った緑の光だけが反射して目に届きます。

理解を深めるために

インクは「光を引き算」して色を見せる

白い紙は、赤・緑・青の光をすべて反射しているので白く見えます。そこにインクを載せると、 インクが光の一部を吸収し、残った光だけが目に届きます。インクを重ねるたびに 吸収される光が増えていくので、この混ぜ方を減法混色といいます。

色の3原色(CMY)は、それぞれ光の3原色(RGB)のうち1色を吸収するインクだと考えると 整理できます。

  • シアン(C):赤を吸収する(緑と青が残る)
  • マゼンタ(M):緑を吸収する(赤と青が残る)
  • イエロー(Y):青を吸収する(赤と緑が残る)

なぜシアン+イエローは緑になるのか

シアンが赤を、イエローが青を取り除くので、白い光から赤と青が引かれ、緑だけが残ります。 同じ考え方で、マゼンタ+イエローなら緑と青が引かれて赤、シアン+マゼンタなら赤と緑が 引かれて青になります。3色すべてを重ねると、理屈のうえでは何も反射しなくなり黒に近づきます。

混同しやすいものとの違い

重ねるもの 見える色 混ぜ方
シアン+イエロー(インク) 緑 減法混色
マゼンタ+イエロー(インク) 赤 減法混色
シアン+マゼンタ(インク) 青 減法混色
赤+緑+青(光) 白 加法混色

2色のインクを重ねた色は、「それぞれが吸収する光を白から引き、残った光」で求められます。 重ねて明るくなるのは光(加法混色)の場合だけ、と押さえておけば向きを取り違えません。

前の問題へ次の問題へ