正解:ア
各選択肢の解説
ア1インチの幅にドットがいくつ並ぶかを示す、印刷や画像の細かさ
正解。dpi は dot per inch の略で、1インチ(約2.54cm)の中に点をいくつ 並べるかを表します。値が大きいほど細かく表現でき、印刷物では 文字の輪郭や写真の階調がなめらかになります。
イ画像全体に含まれる画素の個数を示す、約1,000万画素といった値
誤り。これは総画素数の説明で、カメラの性能表示などに使われます。 同じ総画素数でも、小さく印刷すれば細かく、大きく引き伸ばせば粗くなります。 dpi は総数ではなく、1インチあたりの密度を表す点が違います。
ウ1秒間に表示する静止画の枚数を示す、動画の動きのなめらかさ
誤り。これはフレームレートの説明で、動画で1秒間に何コマ表示するかを 表します。単位あたりの数という形は似ていますが、 基準が時間(秒)か長さ(インチ)かが決定的に違います。
エ画面の対角線の長さを示す、ディスプレイの大きさを表す値
誤り。これは画面サイズの説明で、27インチのように表します。 インチという語が共通するため混同しますが、示しているのは表示装置の 大きさそのものであり、どれだけ細かく表せるかではありません。
理解を深めるために
「1インチに何個詰まっているか」という密度の話
dpi(dot per inch)は、1インチの幅に点(ドット)をいくつ並べるかを表す値です。 同じ1インチの中に350個の点を打つのと、72個しか打たないのとでは、 前者のほうがきめ細かく見えます。この細かさが解像度です。
似た語に ppi(pixels per inch)があります。こちらは1インチあたりの **画素(ピクセル)**の数で、画面や画像データ側の細かさを表すときに使います。 印刷のインクの点を数えるのが dpi、画像の画素を数えるのが ppi、と押さえると整理できます。
なぜ「実際に印刷する大きさで」と言われるのか
dpi は密度なので、同じ画像でも印刷する大きさで値が変わります。
- 1,050画素の写真を3インチ幅で刷る → 1,050 ÷ 3 = 350dpi
- 同じ写真を7インチ幅に引き伸ばす → 1,050 ÷ 7 = 150dpi
画素の数は増えていないのに、引き伸ばした分だけ密度が下がり、粗く見えます。 画面で確認したときはきれいなのに印刷すると粗い、という食い違いはここから起こります。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 中身 |
|---|---|
| dpi | 1インチあたりのドット数。印刷や画像の細かさ |
| 総画素数 | 画像全体の画素の個数。大きさを決めれば密度も決まる |
| フレームレート | 1秒あたりのコマ数。動画のなめらかさ |
| 画面サイズ(インチ) | 画面の対角線の長さ。表示装置の大きさ |
「〜あたり」の値が出てきたら、基準が長さか時間かを確かめてください。 インチが基準なら細かさ、秒が基準ならなめらかさの話です。