問題 20★★☆

市の広報誌で、1年間のごみの排出量と分別の状況を市民に伝えるため、 数字の表をそのまま載せるのをやめ、グラフやイラスト、アイコンを組み合わせて 1ページで要点がつかめる図にまとめた。この表現を表す言葉として最も適切なものはどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. アインフォグラフィック

    正解。データや情報を、グラフ・イラスト・アイコンなどを組み合わせた図にして、 ひと目で要点が伝わるように表現したものです。伝える相手に合わせて情報を編集します。

  2. イピクトグラム

    誤り。非常口やトイレの案内のように、1つの意味を単純な絵記号で示すものです。 アイコンを使う点が似ていますが、ピクトグラムは記号1つで1つの意味を表し、 データ全体の要点を図にまとめるものではありません。

  3. ウワイヤーフレーム

    誤り。Webページや画面を作る前に、どこに何を置くかを線と枠だけで描いた設計図です。 図で表す点は同じですが、読み手に見せる完成物ではなく、 作り手どうしが配置を決めるための下書きです。

  4. エダッシュボード

    誤り。売上や稼働状況などの指標を1画面に並べ、日々更新しながら監視する画面です。 グラフを並べる点が似ていますが、目的は状況の継続的な把握であり、 印刷物で一度きり要点を伝える広報の図とは用途が違います。

理解を深めるために

数字の表を「読まなくても分かる図」にする

表に並んだ数字は、正確ですが読み解くのに手間がかかります。 インフォグラフィックは、データや情報を図・グラフ・イラスト・アイコンなどで 組み立て直し、見た瞬間に要点が伝わるようにした表現です。

たとえば「燃やすごみが全体の6割」なら円グラフに、 「1人1日あたり約800グラム」ならごみ袋のイラストの横に数字を大きく置く、 といった具合に、伝えたいことごとに一番伝わる形を選びます。

なぜ効くのか

  • 人は文字や数字よりも、形・色・大きさの違いを速く読み取れる
  • 伝えたい要点を選び、それ以外を削るので、読み手が迷わない
  • 1枚にまとまっているので、全体像と細部の関係がつかみやすい

逆にいえば、何を伝えるかを先に決めないと、飾りの多いだけの図になります。 インフォグラフィックの中心は絵のうまさではなく、情報の取捨選択と構成です。

混同しやすいものとの違い

用語 中身
インフォグラフィック データや情報を図にまとめ、要点をひと目で伝える表現
ピクトグラム 1つの意味を単純な絵記号で示す案内表示
ワイヤーフレーム 画面の配置を線と枠で描いた設計用の下書き
ダッシュボード 指標を1画面に並べ、継続して監視するための画面

「データの要点を図にまとめて伝える」ならインフォグラフィックです。 記号1つで意味を示すピクトグラムとは、扱う情報の量で見分けます。

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