問題 27★☆☆

Webサイトの担当者が、手元のPCで作成したHTMLファイルや画像ファイルを、 公開用のWebサーバへまとめてアップロードする。 このようなファイルの転送に使うプロトコルとして、最も適切なものはどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. アSMTP

    誤り。これはメールを送信・転送するためのプロトコルです。 メールにファイルを添付して送れるため混同しがちですが、 サーバ上の公開用フォルダにファイルを置く用途には使いません。

  2. イFTP

    正解。FTPはコンピュータ間でファイルをやり取りするためのプロトコルで、 サーバへのアップロードにもサーバからのダウンロードにも使います。

  3. ウDNS

    誤り。これはドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組みです。 Webサイトの公開ではドメイン名の設定も必要になるので同じ場面で登場しますが、 ファイルそのものは運びません。

  4. エPOP3

    誤り。これはメールサーバからメールを端末に取り込む受信用のプロトコルです。 「サーバから手元へ持ってくる」動きがダウンロードに似ていますが、 扱うのはメールだけで、ファイルの転送には使いません。

理解を深めるために

FTPは「ファイルを運ぶ」専用の手順

FTP(File Transfer Protocol)は、名前のとおりファイルを転送するためのプロトコルです。 引っ越しの荷物を運ぶトラックのように、手元のPCとサーバの間でファイルを行き来させます。

  • 手元 → サーバ:アップロード(Webページの公開など)
  • サーバ → 手元:ダウンロード(配布ファイルの取得など)

なぜ専用のプロトコルがあるのか

Webサイトを公開するには、作ったHTMLファイルや画像を、 インターネットから見られるWebサーバの所定の場所に置く必要があります。 FTPを使うと、サーバ上のフォルダの中身を一覧し、ファイルを送ったり消したりできます。

ただしFTPは、パスワードや中身を暗号化せずにそのまま送ります。 途中で盗み見られるおそれがあるため、現在は通信を暗号化したFTPSやSFTPを使うことが増えています。

混同しやすいものとの違い

用語 役割
FTP コンピュータ間でファイルを転送する
SMTP メールを送信し、サーバ間で転送する
DNS ドメイン名とIPアドレスを対応付ける
POP3 メールサーバからメールを端末に取り込む

試験では「ファイルを転送する」「サーバにアップロードする」が出たらFTPです。 メールの添付やメールの受信と取り違えないよう、運ぶ物がメールかファイルかで見分けてください。

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