正解:ア
各選択肢の解説
アHTTP
正解。HTTPはWebブラウザとWebサーバの間で、ページを「ください(要求)」 「どうぞ(応答)」とやり取りするための取り決めです。
イFTP
誤り。FTPはサーバとの間でファイルを送受信するためのプロトコルです。 どちらも「サーバからデータを受け取る」ので似て見えますが、 FTPはファイル転送専用で、ブラウザがWebページを表示するときの通信ではありません。
ウSMTP
誤り。SMTPは電子メールを送信するときや、メールサーバどうしで メールを転送するときに使うプロトコルです。サーバと通信する点は同じですが、 運ぶのはメールで、Webページではありません。
エDNS
誤り。DNSはドメイン名からIPアドレスを調べる仕組みです。Webページを表示する前に 接続先を調べるために実際に使われますが、ページの中身そのものは運びません。 住所を調べる役と、荷物を運ぶ役の違いです。
理解を深めるために
Webページの「注文」と「配達」の決まりごと
Webページを見るとき、ブラウザはWebサーバに「このページをください」と注文し、 サーバは「どうぞ」とHTML文書や画像を返します。この注文と配達の手順を決めているのが HTTP(HyperText Transfer Protocol)です。
URLの先頭にある http:// は、「このページはHTTPで取りに行く」という意味です。
1ページを表示するまでの流れ
- URLのドメイン名から、DNSで接続先のIPアドレスを調べる
- ブラウザがWebサーバにHTTPでページを要求する
- サーバがHTML文書を応答として返す
- HTML文書の中にある画像なども、それぞれHTTPで要求して受け取る
一つのページを表示するだけでも、DNSとHTTPの両方が働いています。 問題文の「ページの内容を受け取る」は、2〜4の部分にあたります。
なお、HTTPは通信を暗号化しません。暗号化して盗み見や改ざんを防ぐのは、 TLSを組み合わせたHTTPSの役割です。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| HTTP | WebブラウザとWebサーバの間でWebページをやり取りする |
| FTP | サーバとの間でファイルを送受信する |
| SMTP | 電子メールを送信・転送する |
| DNS | ドメイン名からIPアドレスを調べる |
試験では「何を運ぶか」で見分けます。Webページならば HTTP、ファイルなら FTP、 送信するメールなら SMTP、運ぶのではなく名前を調べるなら DNS です。