問題 29★★☆

WebブラウザでURLを入力してWebページを表示するとき、ブラウザがWebサーバに ページの内容を要求し、HTML文書や画像を受け取るために使うプロトコルはどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. アHTTP

    正解。HTTPはWebブラウザとWebサーバの間で、ページを「ください(要求)」 「どうぞ(応答)」とやり取りするための取り決めです。

  2. イFTP

    誤り。FTPはサーバとの間でファイルを送受信するためのプロトコルです。 どちらも「サーバからデータを受け取る」ので似て見えますが、 FTPはファイル転送専用で、ブラウザがWebページを表示するときの通信ではありません。

  3. ウSMTP

    誤り。SMTPは電子メールを送信するときや、メールサーバどうしで メールを転送するときに使うプロトコルです。サーバと通信する点は同じですが、 運ぶのはメールで、Webページではありません。

  4. エDNS

    誤り。DNSはドメイン名からIPアドレスを調べる仕組みです。Webページを表示する前に 接続先を調べるために実際に使われますが、ページの中身そのものは運びません。 住所を調べる役と、荷物を運ぶ役の違いです。

理解を深めるために

Webページの「注文」と「配達」の決まりごと

Webページを見るとき、ブラウザはWebサーバに「このページをください」と注文し、 サーバは「どうぞ」とHTML文書や画像を返します。この注文と配達の手順を決めているのが HTTP(HyperText Transfer Protocol)です。

URLの先頭にある http:// は、「このページはHTTPで取りに行く」という意味です。

1ページを表示するまでの流れ

  1. URLのドメイン名から、DNSで接続先のIPアドレスを調べる
  2. ブラウザがWebサーバにHTTPでページを要求する
  3. サーバがHTML文書を応答として返す
  4. HTML文書の中にある画像なども、それぞれHTTPで要求して受け取る

一つのページを表示するだけでも、DNSとHTTPの両方が働いています。 問題文の「ページの内容を受け取る」は、2〜4の部分にあたります。

なお、HTTPは通信を暗号化しません。暗号化して盗み見や改ざんを防ぐのは、 TLSを組み合わせたHTTPSの役割です。

混同しやすいものとの違い

用語 役割
HTTP WebブラウザとWebサーバの間でWebページをやり取りする
FTP サーバとの間でファイルを送受信する
SMTP 電子メールを送信・転送する
DNS ドメイン名からIPアドレスを調べる

試験では「何を運ぶか」で見分けます。Webページならば HTTP、ファイルなら FTP、 送信するメールなら SMTP、運ぶのではなく名前を調べるなら DNS です。

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