問題 31★★☆

メーカーの異なるノートPCと無線LANルータでも、どちらにもWi-Fiの認定を示す 表示があれば、無線でつないで通信できる。その理由として最も適切なものはどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. アどちらもIEEE 802.3に準拠していることが保証されているから。

    誤り。IEEE 802.3はイーサネット、つまりケーブルでつなぐ有線LANの規格です。 番号が似ていて取り違えやすいですが、無線LANの規格は IEEE 802.11 です。

  2. イIEEE 802.11に準拠し、相互接続性の認定を受けているから。

    正解。Wi-Fiは、無線LANの規格 IEEE 802.11 に準拠し、業界団体の試験で 他社製品ともつながることを認定された機器に付けられる呼称です。

  3. ウ工場出荷時に、共通の接続先名(SSID)が設定されているから。

    誤り。SSIDは無線LANのネットワークを見分ける名前で、ルータごとに異なり、 利用者が選んだり変更したりします。メーカーをまたいで共通の名前が 入っているわけではなく、つながる理由にはなりません。

  4. エ通信内容がWPA3などの方式で暗号化されているから。

    誤り。WPA3などの暗号化方式は、無線の通信内容を盗み見られないようにする ためのものです。安全に通信する仕組みではありますが、メーカーが違っても つながる理由(互換性)とは別の話です。

理解を深めるために

「どこの製品同士でもつながる」ことのお墨付き

無線LANの技術的な規格は IEEE 802.11 です。ただ、規格に沿って作ったつもりでも、 メーカーごとの解釈の違いで、実際にはつながらないことがありえます。

そこで業界団体(Wi-Fi Alliance)が、他社製品とつながるかを試験し、 合格した機器を認定しています。この認定を受けた無線LAN機器の呼び名が Wi-Fi です。 利用者はメーカーを気にせず、Wi-Fiの表示を目印に機器を選べます。

規格と呼び名の関係

  • IEEE 802.11: 無線LANの通信方式を定めた規格そのもの
  • Wi-Fi: その規格に準拠し、相互接続性を認定された機器・技術の呼称
  • 日常では「無線LAN」と「Wi-Fi」はほぼ同じ意味で使われている

つまり、つながる理由は「同じ規格に沿っていて、つながることが確かめられているから」です。 接続先の名前や暗号化の設定は、つながった後のネットワークの選び方や守り方の話です。

混同しやすいものとの違い

用語 役割
Wi-Fi IEEE 802.11 準拠で、相互接続性を認定された無線LAN機器の呼称
イーサネット ケーブルでつなぐ有線LANの規格(IEEE 802.3)
SSID 無線LANのネットワークを見分けるための名前
WPA3 無線LANの通信内容を暗号化して守る方式

試験では「IEEE 802.11」と「IEEE 802.3」の取り違えがよく狙われます。 無線が 802.11、有線が 802.3 と対で覚えてください。

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