正解:ウ
各選択肢の解説
アHTMLメールは日本語の本文を扱えず、文字化けが起きやすいから。
誤り。日本語の本文や添付ファイルは、MIMEという取り決めでメールに載せられます。 これはHTMLメールでもテキスト形式のメールでも同じで、 文字化けの有無は形式の違いとは関係ありません。
イHTMLメールはWebメールでしか開けず、メールソフトでは読めないから。
誤り。Webメールはブラウザでメールを読み書きする「使い方」の話で、 HTMLメールは本文の「書き方」の話です。HTMLメールは 多くのメールソフトでも表示でき、両者は別の層の用語です。
ウ表示される文字と実際のリンク先を別にでき、偽サイトへ誘導されやすいから。
正解。HTMLメールでは、正規のURLに見える文字の裏に別のリンク先を設定できます。 テキスト表示にすると、リンク先がそのまま見えるので見抜きやすくなります。
エテキスト形式のメールは自動で暗号化されるが、HTMLメールはされないから。
誤り。メールの暗号化は、本文がテキストかHTMLかとは関係なく、 S/MIMEなど別の仕組みで行います。テキスト形式にしただけで 暗号化されるわけではありません。
理解を深めるために
HTMLメールは「見た目を自由に作れる」メール
HTMLメールは、Webページと同じHTMLで本文を書くメールです。 文字の色や大きさを変えたり、画像を並べたり、文字にリンクを埋め込んだりできます。 ニュースレターや広告メールでよく使われます。
ただ、見た目を自由に作れることは、だます側にとっても便利です。
なぜテキスト表示に切り替えるのか
HTMLメールには、主に次のような危険があります。
- 表示とリンク先のずれ — 正規の銀行のURLに見える文字の裏に、 偽サイトのリンク先を設定できる。フィッシングの典型的な手口
- 開封の通知 — 本文に外部の画像を読み込ませると、メールを開いた時点で 送信者側のサーバに通信が発生し、「このアドレスは使われている」と知られる
テキスト形式で表示すれば、リンク先はURLの文字そのままで表示され、 外部の画像も読み込まれません。見た目は地味になりますが、だまされにくくなります。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 何の話か |
|---|---|
| HTMLメール | 本文をHTMLで書く形式。装飾できるが、見た目で偽装もできる |
| MIME | 日本語や添付ファイルをメールに載せるための取り決め |
| Webメール | ブラウザからメールを読み書きする利用形態 |
| S/MIME | メールの暗号化や電子署名の仕組み |
試験では、HTMLメールの利点(表現力)と弱点(偽装・開封の検知)を セットで押さえてください。日本語や添付の話が出たらMIMEです。