問題 55★★☆

ネットワーク機器の設定画面に、いくつかの識別番号が表示されている。 このうち、IPv4アドレスとして正しい表記はどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア172.16.300.1

    誤り。区切りが4つで数字だけなのでIPv4に見えますが、3つ目の「300」が範囲外です。 IPv4は区切りごとに8ビットなので、各数値は0〜255までしか取れません。

  2. イfe80::1a2b:3c4d

    誤り。これはIPv6アドレスの表記です。IPv6は128ビットを16進数で表し、 コロンで区切ります。0が続く部分は「::」で省略できるため、短く見えることがあります。

  3. ウ00:1A:2B:3C:4D:5E

    誤り。これはMACアドレスの表記です。48ビットを16進数2桁ずつ6つに区切ったもので、 コロン区切りなのでIPv6と紛らわしいですが、機器そのものに付く番号です。

  4. エ10.200.30.4

    正解。IPv4アドレスは32ビットを8ビットずつ4つに分け、それぞれを0〜255の10進数で書き、 ピリオドで区切ります。4つとも範囲内に収まっています。

理解を深めるために

一言で言うと「0〜255の数字が4つ、ピリオドで区切る」

IPv4アドレスは、ネットワーク上の住所を表す32ビットの番号です。そのままでは 0と1が32個並んで読みにくいので、8ビットずつ4つに分けて10進数に直して書きます。

8ビットで表せるのは0〜255の256通りです。だから「192.168.1.10」のように、 どの区切りも255を超えないのがIPv4の表記の決まりです。

なぜ見分けられるのか

識別番号は、ビット数と書き方でほぼ見分けがつきます。

  • 区切りがピリオドで、10進数が4つ → IPv4アドレス(各数値は0〜255)
  • 区切りがコロンで、16進数が並ぶ・「::」がある → IPv6アドレス
  • 16進数2桁が6つ並ぶ → MACアドレス

IPv6はIPv4のアドレス不足を解消するために、長さを128ビットに広げたものです。 そのぶん長くなるので16進数で書き、連続する0は「::」で省略できます。

混同しやすいものとの違い

用語 ビット数 書き方の例
IPv4アドレス 32ビット 10.200.30.4(10進数4つ・ピリオド区切り)
IPv6アドレス 128ビット fe80::1a2b:3c4d(16進数・コロン区切り)
MACアドレス 48ビット 00:1A:2B:3C:4D:5E(16進数2桁×6)

「256以上の数が混ざっていないか」と「区切り記号がピリオドかコロンか」の2点を見れば、 試験の表記問題はほぼ迷わず解けます。

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