正解:エ
各選択肢の解説
ア172.16.300.1
誤り。区切りが4つで数字だけなのでIPv4に見えますが、3つ目の「300」が範囲外です。 IPv4は区切りごとに8ビットなので、各数値は0〜255までしか取れません。
イfe80::1a2b:3c4d
誤り。これはIPv6アドレスの表記です。IPv6は128ビットを16進数で表し、 コロンで区切ります。0が続く部分は「::」で省略できるため、短く見えることがあります。
ウ00:1A:2B:3C:4D:5E
誤り。これはMACアドレスの表記です。48ビットを16進数2桁ずつ6つに区切ったもので、 コロン区切りなのでIPv6と紛らわしいですが、機器そのものに付く番号です。
エ10.200.30.4
正解。IPv4アドレスは32ビットを8ビットずつ4つに分け、それぞれを0〜255の10進数で書き、 ピリオドで区切ります。4つとも範囲内に収まっています。
理解を深めるために
一言で言うと「0〜255の数字が4つ、ピリオドで区切る」
IPv4アドレスは、ネットワーク上の住所を表す32ビットの番号です。そのままでは 0と1が32個並んで読みにくいので、8ビットずつ4つに分けて10進数に直して書きます。
8ビットで表せるのは0〜255の256通りです。だから「192.168.1.10」のように、 どの区切りも255を超えないのがIPv4の表記の決まりです。
なぜ見分けられるのか
識別番号は、ビット数と書き方でほぼ見分けがつきます。
- 区切りがピリオドで、10進数が4つ → IPv4アドレス(各数値は0〜255)
- 区切りがコロンで、16進数が並ぶ・「::」がある → IPv6アドレス
- 16進数2桁が6つ並ぶ → MACアドレス
IPv6はIPv4のアドレス不足を解消するために、長さを128ビットに広げたものです。 そのぶん長くなるので16進数で書き、連続する0は「::」で省略できます。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | ビット数 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| IPv4アドレス | 32ビット | 10.200.30.4(10進数4つ・ピリオド区切り) |
| IPv6アドレス | 128ビット | fe80::1a2b:3c4d(16進数・コロン区切り) |
| MACアドレス | 48ビット | 00:1A:2B:3C:4D:5E(16進数2桁×6) |
「256以上の数が混ざっていないか」と「区切り記号がピリオドかコロンか」の2点を見れば、 試験の表記問題はほぼ迷わず解けます。