問題 37★★☆

光学ドライブを内蔵していないノートPCに、外付けの光学ドライブを接続してDVDを 読み込んだ。光学ドライブがデータを読み書きする仕組みとして最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア半導体の素子に電気的に記録し、機械的に動く部品を使わずに読み書きする。

    誤り。これはSSDなど、フラッシュメモリを使う装置の仕組みです。動く部品が ないので静かで衝撃に強い一方、記録媒体を取り出して他人に渡す使い方には 向きません。光学ドライブはディスクを回転させる機構を持ちます。

  2. イ差し込まれたカードの中のフラッシュメモリとの間で、データをやり取りする。

    誤り。これはSDカードリーダーの仕組みです。媒体を入れ替えて使う点は光学 ドライブと似ていますが、媒体の中身が半導体メモリか、光を反射する円盤かが 決定的に違います。読み書きに光は使いません。

  3. ウ細長いテープに磁気で記録し、先頭から順に送りながら読み書きしていく。

    誤り。これは磁気テープ装置の仕組みです。大容量を安く長期保存できるため バックアップに使われますが、目的の位置まで順に送る必要があります。光学 ディスクは目的の位置へ直接移動して読み出せます。

  4. エ回転する円盤にレーザー光を当て、反射の強さの違いから信号を読み取る。

    正解。ディスク表面の凹凸に当たったレーザー光は、反射の仕方が場所によって 変わります。その違いを0と1として読み取ります。書き込みのときは強いレーザーで 記録層の性質を変えるため、非接触で読み書きできるのが特徴です。

理解を深めるために

レーザー光の反射で読む円盤

光学ドライブは、CD・DVD・Blu-ray Discを読み書きする装置です。 「光学」という名のとおり、記録も読み取りもレーザー光で行います。

  • ディスクを高速で回転させ、記録面にレーザー光を当てる
  • 記録面には凹凸(ピット)や、光の反射率が変わる層がある
  • 反射光の強弱を検出して0と1に戻す
  • 書き込みのときは強いレーザーで記録層を変化させ、凹凸に相当する状態を作る

ヘッドが記録面に触れないため、媒体が摩耗しにくいのが利点です。 一方でほこりや傷の影響を受けやすく、円盤を回す分だけ読み出しは遅くなります。

ほかの記録方式との違い

装置 記録の原理
光学ドライブ レーザー光の反射で円盤に読み書きする
ハードディスク装置 磁性体を塗った円盤を磁気で読み書きする
SSD、SDカード フラッシュメモリに電気的に記録する
磁気テープ装置 テープに磁気で記録し、順に送って読み書きする

媒体を出し入れでき、同じ内容を安く大量に配布できるため、 ソフトウェアの配布や映像パッケージに長く使われてきました。 最近はネットワーク経由の配信が主流になり、光学ドライブを内蔵しないPCが 増えたので、必要なときだけ外付けで接続する形が一般的です。

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