問題 51★★☆

1台のPCの中に「見積書.xlsx」という同じ名前のファイルが複数あるが、取り違えずに 別々のファイルとして扱える。その理由の説明として、最も適切なものはどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. アどのディレクトリにあるかまで含めた表し方をすると、一つに定まるから。

    正解。ファイルはディレクトリパスと組み合わせて指定します。名前が同じでも 置かれている場所が違えば別の道順になるため、別のファイルとして扱えます。

  2. イ拡張子がファイルごとに自動で変えられ、種類の違いで見分けられるから。

    誤り。拡張子はファイルの種類を表すもので、同じ名前を避けるために変わる ことはありません。同じ拡張子のまま同じ名前のファイルが共存できている点で、 見分けの根拠にはなっていません。

  3. ウ作成日時がファイルごとに異なり、その日時が識別に使われているから。

    誤り。作成日時はファイルに付く属性の一つで、並べ替えや絞り込みには 使えます。ただし指定の手段ではないため、日時を知らなくても目的の ファイルを開ける理由の説明にはなりません。

  4. エショートカットが自動で作られ、同じ名前のファイルを区別しているから。

    誤り。ショートカットは実体のある場所を指す参照で、利用者が必要なときに 作るものです。実体そのものを一つに定める仕組みとは別の話になります。

理解を深めるために

名前だけでは足りない、住所まで書く

同姓同名の人がいても、住所まで書けば別人だと分かります。ファイルも同じです。 ファイルシステムは、ファイルを名前だけでなく、どのディレクトリの中にあるか まで含めて管理しています。この道順の表し方がディレクトリパス(ファイルパス)です。

C:\営業部\2026年度\見積書.xlsx
C:\営業部\2025年度\見積書.xlsx

ファイル名はどちらも「見積書.xlsx」ですが、途中のディレクトリが違うので、 道順としては別のものになります。だから同じ場所に置こうとすると 「同じ名前のファイルがあります」と警告が出るのに、別のフォルダなら 何事もなく保存できるのです。

「区別に使えるもの」と「付いているだけのもの」

ファイルには名前以外にもさまざまな情報が付きますが、 場所を一つに定める役目を持つものは限られます。

要素 役割
ディレクトリパス ファイルの場所を示し、一つに特定する
拡張子 ファイルの種類を示し、開くアプリを決める
作成日時・サイズ ファイルに付く属性。並べ替えや絞り込みに使う
ショートカット 実体のある場所を指す参照。実体は別にある

試験では、同じ名前のファイルを扱う場面や、フォルダを整理する場面で問われます。 場所まで含めて初めて一意になるという点を押さえておけば、 拡張子や属性と取り違えずに済みます。

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