正解:ア
各選択肢の解説
アどのディレクトリにあるかまで含めた表し方をすると、一つに定まるから。
正解。ファイルはディレクトリパスと組み合わせて指定します。名前が同じでも 置かれている場所が違えば別の道順になるため、別のファイルとして扱えます。
イ拡張子がファイルごとに自動で変えられ、種類の違いで見分けられるから。
誤り。拡張子はファイルの種類を表すもので、同じ名前を避けるために変わる ことはありません。同じ拡張子のまま同じ名前のファイルが共存できている点で、 見分けの根拠にはなっていません。
ウ作成日時がファイルごとに異なり、その日時が識別に使われているから。
誤り。作成日時はファイルに付く属性の一つで、並べ替えや絞り込みには 使えます。ただし指定の手段ではないため、日時を知らなくても目的の ファイルを開ける理由の説明にはなりません。
エショートカットが自動で作られ、同じ名前のファイルを区別しているから。
誤り。ショートカットは実体のある場所を指す参照で、利用者が必要なときに 作るものです。実体そのものを一つに定める仕組みとは別の話になります。
理解を深めるために
名前だけでは足りない、住所まで書く
同姓同名の人がいても、住所まで書けば別人だと分かります。ファイルも同じです。 ファイルシステムは、ファイルを名前だけでなく、どのディレクトリの中にあるか まで含めて管理しています。この道順の表し方がディレクトリパス(ファイルパス)です。
C:\営業部\2026年度\見積書.xlsx
C:\営業部\2025年度\見積書.xlsx
ファイル名はどちらも「見積書.xlsx」ですが、途中のディレクトリが違うので、 道順としては別のものになります。だから同じ場所に置こうとすると 「同じ名前のファイルがあります」と警告が出るのに、別のフォルダなら 何事もなく保存できるのです。
「区別に使えるもの」と「付いているだけのもの」
ファイルには名前以外にもさまざまな情報が付きますが、 場所を一つに定める役目を持つものは限られます。
| 要素 | 役割 |
|---|---|
| ディレクトリパス | ファイルの場所を示し、一つに特定する |
| 拡張子 | ファイルの種類を示し、開くアプリを決める |
| 作成日時・サイズ | ファイルに付く属性。並べ替えや絞り込みに使う |
| ショートカット | 実体のある場所を指す参照。実体は別にある |
試験では、同じ名前のファイルを扱う場面や、フォルダを整理する場面で問われます。 場所まで含めて初めて一意になるという点を押さえておけば、 拡張子や属性と取り違えずに済みます。