正解:イ
各選択肢の解説
ア電源を切ると内容は消えるが、CPUから非常に高速に読み書きできる半導体メモリである。
誤り。これはPCの主記憶に使われるDRAMの特徴です。どちらも半導体メモリなので 混同されますが、DRAMは電源を切ると内容が消えます。フラッシュメモリは 電源がなくても内容を保持するので、持ち運ぶ記憶媒体に使えます。
イ電気的に内容を書き換えることができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリである。
正解。フラッシュメモリは電気で書き換えられ、電源がなくてもデータを 保持し続けます。この性質があるから、抜いて持ち運ぶ記憶媒体に使えます。
ウ回転する円盤の表面を磁化させてデータを記録し、電源を切っても内容が消えない。
誤り。これはハードディスク装置の記録方式です。電源を切っても内容が残る点は 共通しますが、磁気で記録し、円盤を回す可動部品を持ちます。 フラッシュメモリは半導体なので、動く部品がありません。
エ製造時に書き込んだ内容を読み出すだけで、利用者が後から書き換えることはできない。
誤り。これはマスクROMの特徴です。電源を切っても内容が消えない点は 共通しますが、マスクROMは書き換えができません。データを保存し直せる USBメモリやSDカードには使えない点で区別します。
理解を深めるために
電源を抜いても忘れない半導体メモリ
USBメモリをPCから抜いて別のPCに挿しても、中のファイルはそのまま残っています。 電源が切れても内容を覚えていられるのは、記憶素子にフラッシュメモリが使われているからです。 フラッシュメモリは電気で何度も書き換えられ、しかも電源がなくても内容を保持します。
なぜ持ち運ぶ記憶媒体に向いているのか
- 電源を切っても内容が消えない(不揮発性)
- 電気的に書き換えられるので、保存し直しができる
- 半導体なので動く部品がなく、小さく作れて衝撃にも強い
この性質から、USBメモリやSDカードのような小さな媒体にも、 PCの中でハードディスクの代わりに使うSSDにも使われています。 形や使い方は違っても、中の記憶素子は同じフラッシュメモリです。
混同しやすいものとの違い
| 記憶装置・素子 | 電源を切ると | 書き換え | 記録の仕組み |
|---|---|---|---|
| フラッシュメモリ | 残る | できる | 半導体 |
| DRAM(主記憶) | 消える | できる | 半導体 |
| ハードディスク | 残る | できる | 磁気・回転する円盤 |
| マスクROM | 残る | できない | 半導体 |
試験では「電源を切ると消えるか」「書き換えられるか」「半導体か磁気か」の 3つの軸で絞り込むと、フラッシュメモリを確実に選べます。