正解:ア
各選択肢の解説
ア多様な参加者がチームを組み、時間を区切って対話を重ね、テーマに対する案をまとめて発表する。
正解。アイディア(Idea)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語で、 立場の違う人が集中して話し合い、新しい案を形にして発表する場です。 成果は企画案までで、実際に動くものを作ることは求めません。
イ技術者などがチームを組み、短期間で実際に動くソフトウェアを作り上げて成果を競い合う。
誤り。これはハッカソンの説明です。チームで短期間に集中する形式は同じなので 混同しやすいのですが、ハッカソンは実際に動くものを作るところまで行います。 成果物が「案」か「動くもの」かで区別します。
ウ他人の発言を批判せず量を重視するというルールのもとで、会議の参加者が自由に案を出し合う。
誤り。これはブレーンストーミングの説明です。案を出す点が共通し、 アイディアソンの中で使われることもあります。ただしこちらは会議での発想の技法であり、 参加者を集めて案をまとめ発表するイベントそのものを指す言葉ではありません。
エ製品の対象となる顧客を数人集めて座談会形式で話を聞き、製品への意見や本音を引き出す。
誤り。これはグループインタビューの説明です。人が集まって話し合う形は似ていますが、 目的は顧客の意見を調べることです。参加者自身が新しい案を生み出して 発表するアイディアソンとは、目的が異なります。
理解を深めるために
アイディアの「マラソン」
アイディアソンは、アイディア(Idea)とマラソン(Marathon)を組み合わせた言葉です。 決められたテーマについて、限られた時間の中でチームごとに話し合いを重ね、 最後に案を発表します。一人で机に向かうのではなく、立場の違う人と ぶつかり合うことで、社内だけでは出てこない発想を得るのがねらいです。
どんな特徴があるか
- 参加者が多様 — 社員だけでなく、学生、地域の事業者、利用者などを招くことが多い
- 時間とテーマを区切る — 半日から数日程度で、何について考えるかを先に示す
- チームで案をまとめて発表する — 出しっぱなしにせず、企画として形にする
成果はあくまで企画案です。案を実際に動くものにするのがハッカソン、 実現できるか・効果が出るかを確かめるのがPoC(概念実証)と、 後の段階につながっていきます。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 何をする場・手法か |
|---|---|
| アイディアソン | 多様な参加者がチームで案を練り、まとめて発表するイベント |
| ハッカソン | 短期間で実際に動くものを作り上げるイベント |
| ブレーンストーミング | 批判禁止・量を重視のルールで案を出し合う会議の技法 |
| グループインタビュー | 顧客を集めて意見を聞き出す調査の手法 |
アイディアソンとハッカソンは対で問われやすい用語です。 成果物が「案」で止まるか、「動くもの」まで作るかで見分けます。