正解:エ
各選択肢の解説
アAIDMA
誤り。AIDMAは注意→関心→欲求→記憶→行動の順で、広告で欲しくなった商品を 覚えておき、店頭で思い出して買う流れを表します。自ら検索して調べる段階も、 買った後に発信する段階も含まないため、Bさんの行動には足りません。
イAIDA
誤り。AIDAは注意→関心→欲求→行動の4段階で、AIDMAより古くからある基本形です。 記憶の段階を持たず、広告を見てから買うまでの心の動きを表します。購入前の検索や 購入後の共有は含まないため、Bさんの行動には当てはまりません。
ウSIPS
誤り。SIPSは電通が2011年に示したモデルで、共感→確認→参加→共有・拡散と進みます。 SNSで知人の投稿などに共感することが入口になります。Bさんの起点は広告で、 共感から始まってはいないため当てはまりません。
エAISAS
正解。広告で知る(注意)、気になる(関心)、検索する(Search)、買う(行動)、 SNSに投稿する(Share)と、Bさんの行動が5段階にそのまま対応します。
理解を深めるために
「覚えて買う」から「調べて買い、伝える」へ
以前は、テレビや雑誌の広告で欲しくなった商品を覚えておき、店で思い出して買うのが 一般的な流れでした。いまは、気になった時点でスマートフォンで調べ、レビューを比べてから 買い、使った感想を自分でも発信します。この変化をモデルにしたのが、電通が2004年に 提唱したAISASです。
AISASの5段階
- Attention(注意)… 広告などで商品を知る
- Interest(関心)… 興味をもつ
- Search(検索)… インターネットで口コミや価格を調べる
- Action(行動)… 購入する
- Share(共有)… 使った感想をSNSやレビューに投稿する
AIDMAと比べると、購入前の検索と購入後の共有が加わっている点が違います。 しかも、ある人の共有は、次の人が検索したときの判断材料になります。 消費者どうしの情報が買うかどうかを左右するようになったことが、購買行動の変化の核心です。
混同しやすいものとの違い
| モデル | 流れ | 特徴 |
|---|---|---|
| AISAS | 注意→関心→検索→行動→共有 | ネットで調べて買い、感想を発信する |
| AIDMA | 注意→関心→欲求→記憶→行動 | 広告で欲しくなり、覚えておいて店で買う |
| AIDA | 注意→関心→欲求→行動 | AIDMAの原型。記憶の段階がない |
| SIPS | 共感→確認→参加→共有・拡散 | SNSで共感することが入口 |
見分けるときは、起点と購入の前後にネットが入るかを見ます。 広告が起点で、検索と共有があればAISAS、SNSでの共感が起点ならSIPSです。