正解:ア
各選択肢の解説
アショールーミング
正解。実店舗を商品の展示場(ショールーム)のように使って実物を確かめ、 購入はネットで行う行動です。確かめる場と買う場が分かれています。
イウェブルーミング
誤り。ウェブルーミングはショールーミングと逆向きで、ネットで商品を調べて比べてから 実店舗で購入する行動です。店とネットを行き来する点は同じですが、C店の客は 店で確かめてネットで買っているので、向きが反対です。
ウO2O(Online to Offline)
誤り。O2Oは、ネット上のクーポン配布などで顧客を実店舗へ呼び込む企業側の施策です。 顧客の行動そのものを指す言葉ではありません。また、向きもネットから店への誘導で、 C店の客が店からネットへ流れていく動きとは逆です。
エオムニチャネル
誤り。オムニチャネルは、店舗や通販サイトなどの販売経路の在庫や顧客情報を統合し、 どこでも同じように買えるようにする企業側の戦略です。ショールーミングへの対策として 取り組まれることはありますが、客の行動を表す用語ではありません。
理解を深めるために
店は「見る場所」、買うのはネット
スマートフォンが手元にあれば、売場に立ったまま同じ商品の価格をすぐに比べられます。 実物を触って確かめるのは店で、買うのは安い通販サイトで。店を展示場(ショールーム)の ように使うこの行動がショールーミングです。
なぜこの行動が増えたのか
- スマートフォンで、いつでもどこでも価格や口コミを調べられるようになった
- 通販サイトは店舗の家賃や人件費がかからない分、安く売りやすい
- それでも重さ・音・手触りなどは、実物を見ないと分からない
顧客は、店とネットのどちらか一方ではなく、それぞれの得意なところを使い分けて 行き来するようになりました。店側から見ると、説明や展示に手間をかけても、売上は 他社の通販サイトに流れてしまいます。そこで、ネットと店の在庫や価格、会員情報を つなげて、自社のどこかで買ってもらう工夫が進んでいます。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 主語 | 向き・中身 |
|---|---|---|
| ショールーミング | 顧客 | 店で確かめ、ネットで買う |
| ウェブルーミング | 顧客 | ネットで調べ、店で買う |
| O2O | 企業 | ネットから店へ顧客を呼び込む施策 |
| オムニチャネル | 企業 | すべての販売経路を統合する戦略 |
見分けるときは、まず主語が顧客か企業かを見ます。顧客の行動なら、 次にどこで確かめてどこで買うかの向きで、ショールーミングとウェブルーミングを切り分けます。