正解:ウ
各選択肢の解説
アa:悪意ある情報 b:誤情報
誤り。aに害意があるのは確かですが、悪意ある情報(マルインフォメーション)は 内容が事実である情報を害のために使うものです。漏えいは事実無根で、 架空の文書まで作っているので、内容が虚偽のaは偽情報にあたります。
イa:偽情報 b:偽情報
誤り。内容はaと同じでも、bは本物と信じて善意で転送しています。 偽情報(ディスインフォメーション)は、虚偽と知りながら害を与える意図で 流すものです。同じ投稿でも、流した人の意図で分類が変わります。
ウa:偽情報 b:誤情報
正解。虚偽と知りながら害を与える目的で作って流したaは偽情報、 虚偽と気づかずに害意なく広げたbは誤情報(ミスインフォメーション)です。
エa:偽情報 b:悪意ある情報
誤り。aは合っていますが、bは内容が虚偽で、害を与える意図もありません。 悪意ある情報は「内容は事実、目的は加害」の組合せで、bはどちらの条件にも 当てはまりません。真偽と意図の2つを順に確かめると外しません。
理解を深めるために
同じ投稿でも、流した人の意図で呼び名が変わる
うわさ話を作った人と、それを信じて「気をつけて」と伝えた人を、同じ扱いにはしません。 誤情報・偽情報・悪意ある情報も同じで、内容が本当かどうかと、害を与える意図があるかの 2つの軸で分けます。内容が同じ投稿でも、流した人ごとに分類が変わりうるのがこの問題の要点です。
なぜそう分類するのか
3つの区別は、内容の真偽と流す側の意図の組合せで整理できます。
- 誤情報(ミスインフォメーション): 内容は虚偽だが、害を与える意図はない
- 偽情報(ディスインフォメーション): 内容は虚偽で、害を与える意図をもって流す
- 悪意ある情報(マルインフォメーション): 内容は事実だが、害を与える目的で使う
aは漏えいが事実無根と分かっていて、架空の文書まで作って評判を落とそうとしています。 虚偽かつ害意ありなので偽情報です。bは同じ内容を広げていますが、本物と信じたうえで、 取引先を守ろうとして転送しています。虚偽だが害意なしなので誤情報です。
この区別は、対応の仕方にも関わります。善意で転送した従業員は攻撃者ではなく、 訂正の周知と、転送する前に一次情報で確かめる習慣づけ(ファクトチェック)が対応の中心になります。
混同しやすいものとの違い
| 分類 | 内容の真偽 | 害を与える意図 |
|---|---|---|
| 偽情報(ディスインフォメーション) | 虚偽 | あり |
| 誤情報(ミスインフォメーション) | 虚偽 | なし |
| 悪意ある情報(マルインフォメーション) | 事実 | あり |
試験では、まず内容が事実かどうかで悪意ある情報を切り分け、次に流した人の意図で 偽情報と誤情報を分けると、組合せを取り違えません。