問題
- 変化への適応(1)長年、電話と紙の伝票で注文を受けてきた食品卸売会社が、取引先とのやり取りをWeb受注システムに切り替えることを決めた。…
- コラボレーション(1)地域の中核病院で、入院患者向けの案内アプリを企画することになった。看護部門、事務部門、外部のデザイン会社が関わる体制で…
- 顧客・ユーザーへの共感(1)市役所が始めた電子申請の利用が伸びず、窓口には従来どおり多くの人が訪れている。担当のCさんが、利用者の立場に立って課題…
- 常識にとらわれない発想(1)アパレル企業の店舗運営部では、全店舗が毎週金曜に手書きの日報をFAXで本部へ送り、本部の担当者が転記して集計している。…
- 反復的なアプローチ(1)食品スーパーを展開する企業が、「小さく試し、利用者の反応を見て直し続ける」ことを方針に掲げ、スマートフォンアプリのクー…
- 柔軟な意思決定(1)文具メーカーが、法人向けの定期購買サービスを新たに始める。社内には店舗販売を前提とした値引きの決裁基準しかなく、月額制…
- 事実に基づく判断(1)コールセンターでは、問合せの内容を分類してシステムに記録している。忙しいときは「その他」で登録したり、後でまとめて入力…
- KPT2週間のスプリントを終えたチームが、KPTを使ってふりかえりを行った。出席者から出た次の意見のうち、Try に分類され…
- アジャイルソフトウェア開発宣言社内の経費精算システムを、アジャイル開発で作り直すことになった。チームの一人が「アジャイルソフトウェア開発宣言にあると…
- 価値駆動通信販売会社が、購入者向けの配送状況アプリを2週間ごとに改良している。各部署から30件の要望が届いたが、問合せ窓口の集…
- 顧客・ユーザーへの共感(2)業務用の在庫管理サービスを提供する会社に、取引先の飲食店から「在庫の一覧を紙に印刷するボタンを付けてほしい」という要望…
- 常識にとらわれない発想(2)地方のバス会社では、利用者の減少が続く路線で、高齢の住民から「病院や買物に行く手段がなくて困る」という声が寄せられてい…
- 反復的なアプローチ(2)個別指導の学習塾が、これまで教室だけで行ってきた授業に、オンラインでの指導を新たに加えることにした。反復的なアプローチ…
- 柔軟な意思決定(2)観光協会のFさんは、年度計画に沿って紙の観光パンフレットの刷新を進めていた。途中で来訪者の調査を行うと、多くの人が旅行…
- 事実に基づく判断(2)弁当店を営むチェーンのある店舗では、店長が長年の経験から毎日の仕込み量を決めているが、売れ残りによる廃棄が多い日が続い…
- スプリント社内向けの在庫照会アプリを、2週間のスプリントで開発しているチームがある。最終日の時点で、予定した5件の作業のうち4件…
- 変化への適応(2)家電メーカーの広報部で、生成AIを使って報道発表文の下書きを作る運用が始まった。発表文を長年一人で書いてきたCさんは、…
- コラボレーション(2)食品メーカーが、大学の研究室と、画像解析を得意とする新興企業との3者で、野菜の傷みを判別する検査装置を共同開発している…
- 変化への適応(3)税理士事務所のGさんは、顧客企業から伝票を預かって記帳する業務を長年担当している。近年はクラウド会計サービスが広まり、…
- 変化への適応(4)印刷会社の営業課長のHさんは、これまで部下の様子を席で見て、元気がない人に早めに声をかけることでトラブルの芽を拾ってき…
- コラボレーション(3)損害保険会社で、契約手続きのアプリを作り直すチームに、コールセンターで10年間応対してきたIさんが異動してきた。Iさん…
- コラボレーション(4)自動車部品メーカーのK社は、配送を委託している物流会社と共同で配送の無駄を減らす取組みを始めた。物流会社からは「生産計…
- 顧客・ユーザーへの共感(3)食品スーパーが、スマートフォンで注文して自宅に届けるサービスを始めた。70歳以上の会員は初回だけ注文し、その後は続かな…
- 顧客・ユーザーへの共感(4)地域の食品スーパーが、高齢の来店客向けに買い物を支えるサービスを検討している。企画担当者の行動として、顧客・ユーザーへ…
- 常識にとらわれない発想(3)創業70年の和菓子店が、これまで来店の少なかった若い世代の客を増やしたいと考えている。企画担当者の行動として、常識にと…
- 常識にとらわれない発想(4)ある部品工場では、出荷前の外観検査を長年2人で二重に行っている。検査作業の見直しを任された担当者の行動として、常識にと…
- 反復的なアプローチ(3)農産物の直売所で、若手社員の提案によりスマートフォンでの事前注文を2週間試したが、注文はほとんど入らなかった。報告を受…
- 反復的なアプローチ(4)10店舗の理容室を運営する会社が、電話と紙の台帳で受けていた予約に、Webでの受付を新たに加えることにした。反復的なア…
- 柔軟な意思決定(3)産業機械メーカーのA社は、来週の展示会で新型の自動搬送ロボットを初公開する予定だったが、目玉である遠隔監視機能が間に合…
- 柔軟な意思決定(4)業務用ソフトを提供するB社には、安定稼働のため修正版の公開は毎月の定例日に限るという運用ルールがある。繁忙期に入った顧…
- 事実に基づく判断(3)通信販売会社のサポート部門は、問合せ対応にチャットボットを導入して3か月がたった。この間、電話とメールの問合せ件数は2…
- 事実に基づく判断(4)地域配送を行う運送会社の営業所では、月次報告に載る荷物1件あたりの平均配達所要時間が前年より短くなっている。一方で、届…
- アジャイルマインド新サービスの開発チームが、利用者の反応を見ながら短い周期で作り直す進め方に変えることになった。チームが持つべきアジャイ…
- 仮説検証日用品のECサイトを運営するチームで、「商品を並べて比べられる機能を付ければ購入率が上がるのではないか」という案が出た…
- ふりかえり2週間のスプリントを終えた開発チームが、これからふりかえりを行う。今回のスプリントでは作業の遅れが出た。ふりかえりの場…
- アジャイルの原則(1)販売管理システムの開発が終盤に入ったところで、取引先の都合により請求の締め日の扱いを変える必要が生じた。アジャイル開発…
- アジャイルの原則(2)アジャイル開発に取り組む部署で、これまで管理者が全ての作業を細かく割り当てていた。アジャイルの原則にある「自己組織的な…
- アジャイルの原則(3)アジャイル開発のチームで、スプリントごとに予定した作業を終えるための残業が数か月続き、疲れから確認の漏れも増えてきた。…
行動の見分け方
変化への適応
| 行動 | 変化にどう向き合うか |
|---|---|
| 当てはまる行動 | 既存のやり方の良い点は認めつつ、新しいやり方や知識を自分から主体的に学ぶ |
| 当てはまらない行動 | やり方が固まるまで様子を見る/研修を待つ/過去のやり方をすべて否定する |
生成AIのような新しい道具を取り入れる場面でも、出力の事実確認のように自分の役割として残すべきことは残します。
顧客・ユーザーへの共感
| 行動 | 課題をどう見つけるか |
|---|---|
| 当てはまる行動 | 顧客・ユーザーの立場に立ち、使われ方や使わなかった事情を自分で確かめて、ニーズや課題を見つける |
| 当てはまらない行動 | 周知を強めるだけで済ませる/要望をそのまま作る/要望の件数だけで決める |
顧客が口にする要望は手段であることが多く、その背後にある困り事を確かめます。
この違いを問う問題:顧客・ユーザーへの共感(1)・顧客・ユーザーへの共感(2)
反復的なアプローチ
| 行動 | 新しい取組をどう進めるか |
|---|---|
| 当てはまる行動 | 失敗を許容できる範囲で小さく始め、顧客・ユーザーの声を聞いて、短い間隔で直していく |
| 当てはまらない行動 | すべて作り込んでから一斉に始める/始めた後、決めた時期まで内容を変えない |
試した結果が振るわなくても、理由をつかんで軌道修正し、学びを得られればそれも成果です。
この違いを問う問題:反復的なアプローチ(1)・反復的なアプローチ(2)
柔軟な意思決定
| 行動 | 前例で判断できないときにどうするか |
|---|---|
| 当てはまる行動 | 価値を生むために必要なら、目的に照らして判断する。根拠と見直しの条件を示し、前提が崩れたら計画を組み替える案を諮る |
| 当てはまらない行動 | 規程や確証がそろうまで判断を止める/計画どおり進めて後で見直す/誰にも相談せず独断で変える |
臨機応変に決めることは、場当たりに独断することとは違います。
この違いを問う問題:柔軟な意思決定(1)・柔軟な意思決定(2)
事実に基づく判断
| 行動 | 何をもとに判断するか |
|---|---|
| 当てはまる行動 | 勘や経験だけでなく、客観的な事実やデータと照らし合わせて判断する。データが実態を写すよう、入力のしかたもそろえる |
| 当てはまらない行動 | 経験だけを信じて続ける/根拠なく一律に変える/周囲の多数意見に合わせる |
この違いを問う問題:事実に基づく判断(2)・事実に基づく判断(1)
新試験での位置づけ
新しいシラバス案(Ver.0.1)では、ビジネス分野の大分類「ビジネス変革」の中分類7として、新しく設けられました。ほかの中分類と違い、小分類「マインド・スタンス」には用語例ではなく行動例が並んでいるのが特徴です。もう1つの小分類「アジャイルなふるまい」には、ほかの中分類と同じく用語例があります。
現行のシラバス(Ver.6.5)には、マインド・スタンスを扱う分類はありませんでした。行動例を問う部分は、現行試験の過去問では対策しにくい範囲です。
アジャイルについては、現行ではマネジメント系「ソフトウェア開発管理技術」の「開発プロセス・手法」に、スクラム、スプリント、ふりかえりなどの用語がありました。新シラバス案では、開発手法としてではなく「アジャイルなふるまい」として、この中分類に入っています。KPTや価値駆動は、現行のシラバスには載っていなかった用語です。
なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。
最終確認日:(問題の作り方と品質管理)
この中分類の出題範囲
シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。
- マインド・スタンス
- 変化への適応4問
- コラボレーション4問
- 顧客・ユーザーへの共感4問
- 常識にとらわれない発想4問
- 反復的なアプローチ4問
- 柔軟な意思決定4問
- 事実に基づく判断4問
- アジャイルなふるまい
- アジャイルなふるまいの考え方と手法10問
ビジネスのほかの中分類
出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。