正解:エ
各選択肢の解説
アa:SoR b:SoI c:SoE
誤り。aのSoRは合っていますが、bとcが入れ替わっています。会員とやり取りして 関係を深めるアプリはSoE、ためたデータを読み解いて判断に役立てる基盤がSoIです。 「顧客とつながる」か「気付きを得る」かで区別します。
イa:SoE b:SoR c:SoI
誤り。aとbが入れ替わっています。売上と在庫を正確に記録する販売管理は、 取引の事実を残すSoRの典型です。顧客と日常的に接するアプリの方がSoEで、 記録の正確さより反応を見て作り替える速さが重視されます。
ウa:SoI b:SoE c:SoR
誤り。bのSoEは合っていますが、aとcが入れ替わっています。cは「分析」が目的の 基盤なのでSoIです。SoRは分析ではなく記録を担い、SoIが使うデータの 供給元になる側にあたります。
エa:SoR b:SoE c:SoI
正解。取引を正確に記録するaがSoR、顧客とつながるbがSoE、両方のデータを 分析して意思決定に生かすcがSoIです。SoIはSoRとSoEの上に成り立ちます。
理解を深めるために
「記録する」「つながる」「読み解く」
企業の情報システムは、何のために使うかで3つに分けて考えられます。 お店にたとえると、帳簿がSoR、店頭での接客がSoE、帳簿と接客の記録を並べて 「来月は何を仕入れるか」を考える会議がSoIです。
3つの分類と計画で重視すること
| 分類 | 目的 | F社の例 | 計画で重視すること |
|---|---|---|---|
| SoR(Systems of Record) | 取引の事実を正確に記録する | a 販売管理 | 正確性・安定稼働 |
| SoE(Systems of Engagement) | 顧客とつながり関係を深める | b 会員アプリ | 変化への対応の速さ |
| SoI(Systems of Insight) | データから気付きを得る | c 分析基盤 | データの集め方と分析の目的 |
SoIはほかの2つがあって初めて成り立つ
SoIは自分ではデータを生み出しません。SoRがためた取引の記録と、SoEがためた 顧客の行動の記録を組み合わせて分析し、「どの客層が何を買っているか」といった 気付きを経営や現場の判断に返します。
そのため、SoIを計画するときは どのシステムのどのデータを、何の判断に使うのか を先に決めておく必要があります。分析の目的があいまいなまま基盤だけ作ると、 データはたまっても使われないままになります。
試験では、「記録」「基幹」ならSoR、「顧客との接点」「つながり」ならSoE、 「分析」「洞察」「意思決定」ならSoIと読み分けます。