正解:ア
各選択肢の解説
アRFPで示した評価の観点に沿って提案内容と金額を比べ、委託先を選ぶ。
正解。提案書と見積書がそろったら、事前に示した基準で評価して委託先を 選定し、契約に進みます。同じ条件で集めた提案なので、同じ物差しで 比べることで選定の理由も説明できます。
イ見積金額が最も低い会社に決め、提案書の内容は契約後に確認する。
誤り。価格だけで選ぶと、要件を満たさない提案や体制の弱い提案を 選んでしまうおそれがあります。提案書は契約前に評価するために 受け取るものです。安さは評価の観点の一つにすぎません。
ウ各社にRFIを送り、製品情報や技術動向の提供を改めて依頼する。
誤り。RFIは要件を固める前に情報を集めるための文書で、RFPより前の段階で 使います。提案書まで受け取った段階で送るのは順序が逆です。 情報集めから提案依頼へ、という流れで覚えてください。
エ提案内容を見ながら、システム化の対象範囲と期待効果を初めて決める。
誤り。対象範囲や期待効果はシステム化計画で決めておき、それをRFPに 反映させるものです。提案を見てから決めるのでは、何を基準に提案を 評価するのかが定まりません。
理解を深めるために
答案がそろったら、採点基準で採点する
試験の答案を集めたあと、採点基準を決め直したり、字のきれいさだけで点を つけたりはしません。事前に決めた基準で全員を同じように採点します。 調達も同じで、RFPという出題用紙に対して各社の提案書と見積書という 答案がそろったら、RFPで示した評価の観点で採点し、委託先を選びます。
調達の流れのどこにいるか
- システム化計画で対象範囲・期待効果・予算を決める
- 必要に応じてRFIで各社から情報を集める
- RFPを作成し、複数のベンダに送付する
- ベンダが提案書と見積書を提出する
- 評価の観点に沿って提案と金額を評価し、委託先を選定する
- 契約を結ぶ
問題文の場面は4が終わったところなので、次は5です。価格は評価に含めますが、 価格だけで決めないことが要点です。
混同しやすいものとの違い
| 行動 | 段階 | この場面で適切か |
|---|---|---|
| 評価の観点で提案と金額を比べて選定 | 提案受領後 | 適切 |
| 最安値で決め、提案書は後で確認 | 提案受領後 | 価格以外を評価していない |
| RFIで情報を集め直す | RFP作成前 | 順序が逆 |
| 対象範囲・期待効果を決める | システム化計画 | 本来はRFPより前に済ませる |
試験では、場面が調達の流れのどこにあたるかを特定できれば、 次に行うことが自然に決まります。