問題 21★☆☆

社内の800台のPCに同じ文書作成ソフトウェアを導入する。パッケージ製品を 800本購入する代わりに、800台分の使用権をまとめて一括で取得したい。 この目的に合う契約はどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. アシュリンクラップ契約

    誤り。これはパッケージの包装を開けた時点で、同封の使用許諾条件に同意した ものとみなす契約の結び方です。契約が成立する方法の話であり、 使用権をまとめて取得する仕組みではありません。

  2. イサブスクリプション契約

    誤り。これは月額や年額などの料金を払い続け、契約している期間だけ 使用できる形態です。問題の軸は「期間」ではなく「台数分をまとめて取得する」 ことなので、この場面の答えにはなりません。

  3. ウオープンソースライセンス

    誤り。これはソースコードが公開され、一定の条件のもとで利用・改変・再配布を 認めるソフトウェアの利用条件です。市販ソフトウェアの使用権を数量単位で 購入する契約ではありません。

  4. エボリュームライセンス契約

    正解。多数の機器で同じソフトウェアを使う企業などが、必要な台数分の使用権を まとめて購入する契約です。パッケージを本数分買うより管理しやすくなります。

理解を深めるために

箱で買うか、まとめて買うか

社員旅行の航空券を1人ずつ買うのと、団体でまとめて申し込むのとでは、 手続きの手間がまったく違います。ソフトウェアも同じで、800台に入れるために パッケージを800箱買うと、媒体もライセンス証書も800組たまります。 そこで、使用権だけを必要な数量分まとめて取得するのがボリュームライセンス契約です。

なぜ企業で使われるのか

  • 本数分のパッケージを買うより、購入と管理の手間が減る
  • 数量に応じた割引が設定されていることが多い
  • 使用権の数が1つの契約にまとまるので、何台分を持っているか把握しやすい

ボリュームライセンス契約も、ソフトウェア使用許諾契約(ライセンス契約)の 一つの形です。使ってよい範囲を許諾するという点は変わらず、違いは 「数量をまとめて結ぶ」ところにあります。

混同しやすいものとの違い

形態 特徴
ボリュームライセンス契約 必要な台数分の使用権をまとめて取得する
シュリンクラップ契約 包装を開けたら許諾条件に同意したとみなす
サブスクリプション契約 料金を払っている期間だけ使える
オープンソースライセンス ソースコードを公開し、条件付きで改変・再配布を認める

「台数分をまとめて」ならボリュームライセンス、「期間」ならサブスクリプション、 「開封で同意」ならシュリンクラップ、と軸で切り分けます。

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