正解:ウ
各選択肢の解説
アマスマーケティング
誤り。市場を層に分けず、すべての消費者へ同じ製品を同じ訴求で大量に届ける手法です。 設問は分けた層の一つに絞り込んでいるので、絞り込みを行わないこの手法とは 進め方が逆になります。
イセグメントマーケティング
誤り。市場を年代などの共通点でいくつかの層に分け、層ごとに訴求を変えることを指します。 設問の前半には当てはまりますが、分けた層から狙いを一つ定めて資源を集中させる 段階までは表しません。
ウターゲットマーケティング
正解。細分化した市場から狙う層を選び、そこへ資源を集中させる手法です。 分けるだけでは選んだことにならず、どの層を追わないかを決めるところまで含みます。
エワントゥワンマーケティング
誤り。層ではなく顧客一人ひとりを単位として、購買履歴などから個別に対応を変える 手法です。設問は層を単位に商品と広告を決めているため、一人ずつ内容を変える この手法とは細かさが異なります。
理解を深めるために
分けることと、選ぶこと
市場を似た者どうしの層に切り分ける作業と、切り分けた層のどれを狙うかを決める作業は、 続けて行われるので混ざりがちですが、別の段階です。 前者がセグメンテーション、後者がターゲティングで、 選ぶところまで進めて資源を集中させる手法をターゲットマーケティングと呼びます。
なぜ「選ぶ」必要があるのか
層に分けただけで全部の層に手を出すと、商品も広告も中途半端になります。 企業の人と金には限りがあるため、勝てる層を選び、 選ばなかった層はあえて追わないと決めることが要になります。
- 層の大きさ(十分な売上になるか)
- 自社の強みが効くか
- 競合がどれだけ強いか
D社が「週末に走る初心者」を選んだのは、競技志向の上級者向け市場では 大手に勝てないという判断が背景にあります。
働きかける単位で並べる
| 用語 | 働きかける単位 |
|---|---|
| マスマーケティング | 市場全体をひとかたまりで捉える |
| セグメントマーケティング | 共通点で分けた層ごとに捉える |
| ターゲットマーケティング | 分けた層から狙う層を選んで集中する |
| ワントゥワンマーケティング | 顧客一人ひとりを単位に捉える |
試験では「分けた」で止まっているか、「その中から選んで集中した」まで 書かれているかを読み分けます。後者ならターゲットマーケティングです。