問題 12★★☆

化粧品メーカーのE社は、卸売業者や小売店を通さず、自社のカタログとWebサイトで消費者へ 直接案内を送っている。注文や資料請求という反応の数を案内ごとに集計し、 次の案内の内容に反映させている。この手法を表す言葉はどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. アマスマーケティング

    誤り。テレビCMなどで不特定多数へ一斉に同じ内容を届ける手法です。広く伝える点は 似ていますが、誰がどう反応したかを一件ずつ把握する仕組みを持たないため、 反応を測って次に生かすという設問の特徴が出せません。

  2. イプッシュ戦略

    誤り。卸売業者や小売店に販売奨励金や販売支援を行い、店頭で薦めてもらう考え方です。 設問は流通業者を通さない形なので、流通経路に働きかけるこの考え方とは 力を掛ける相手が違います。

  3. ウターゲットマーケティング

    誤り。細分化した市場から狙う層を選び、資源を集中させる手法です。狙いをどこに 定めるかの段階を表す言葉で、消費者と直接やり取りして反応を受け取るという 設問の特徴とは別の軸の話です。

  4. エダイレクトマーケティング

    正解。仲介業者を介さず企業が消費者に直接働きかけ、注文や問合せという反応を 直接受け取る手法です。反応が数として残るため、次の案内の改善に使えます。

理解を深めるために

間に誰も挟まない売り方

ダイレクトマーケティングは、企業が消費者に直接働きかけ、 消費者からの反応も直接受け取る手法です。 通信販売、ダイレクトメール、電子メールでの案内などが代表例で、 卸売業者や小売店、広告代理店といった仲介を挟みません。

直接だと何が得られるのか

仲介を通すと「どの案内を見た人が、いつ、何を買ったか」は店側にしか残りません。 直接やり取りすれば、次の3つが自社の手元に残ります。

  • 誰に送ったか(顧客の名簿)
  • どれだけ反応があったか(注文数、資料請求数)
  • その人が過去に何を買ったか(購買履歴)

この記録がたまると、案内の文面や送る時期を試しながら改善できます。 顧客一人ひとりに合わせるワントゥワンマーケティングへ進む土台にもなります。

似た用語との違い

用語 何を表すか
ダイレクトマーケティング 仲介を通さず消費者と直接やり取りする
マスマーケティング 市場全体へ同じ内容を一斉に届ける
プッシュ戦略 卸売業者・小売店に働きかけて薦めてもらう
ターゲットマーケティング 狙う層を選んで資源を集中する

「直接」という語に引かれて消費者向けの広告全般を含めないよう注意します。 テレビCMは媒体を挟むうえ反応が個別に返らないので、ダイレクトには当たりません。

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