問題 19★★☆

インターネットで商品を販売する形態のうち、オンラインモールの説明として最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア1つの事業者が自社専用の販売サイトを構築し、自社の商品だけを並べて販売する。

    誤り。これは自社ECサイト(自社で運営するオンラインショッピングサイト)の説明です。 ネットで商品を売る点は同じですが、サイトを使うのが自社1社だけか、 複数の店が同じサイトに集まるかで区別します。

  2. イ発注者が案件をインターネット上で公告し、参加者が示した価格などから契約相手を決める。

    誤り。これは電子入札の説明です。同じ電子受発注システムの仲間ですが、 国や自治体などの発注者が「買う側」として契約相手を選ぶ仕組みで、 事業者が消費者に商品を売る場ではありません。

  3. ウ個人どうしが出品と購入を行い、運営者は取引の場の提供と代金の仲介を担う。

    誤り。これはフリマアプリやネットオークションなど、個人間取引(C2C)の場の説明です。 運営者が場を貸す点はモールと似ていますが、売り手が個人か、 出店契約を結んだ事業者かで区別します。

  4. エ複数の事業者が1つのサイトに出店し、運営者が用意した集客や決済の仕組みを共同で使う。

    正解。現実のショッピングモールと同じく、運営者が「場」と集客・決済の仕組みを用意し、 各店は出店料などを払ってそこに店を構えます。

理解を深めるために

商店街をネット上に作ったもの

オンラインモールは、現実のショッピングモールをインターネット上に置いたものです。 運営者が建物にあたるサイトを用意し、各店はテナントとして出店します。 利用者は1つのサイトで複数の店の商品を探して比べ、同じ会員情報や決済方法で買えます。

出店する側の利点と引き換えにするもの

  • 利点:運営者の知名度と集客力を借りられ、決済などの仕組みを自前で作らなくてよい
  • 引き換え:出店料や売上に応じた手数料がかかり、ページの見せ方などは運営者のルールに従う

自社ECサイトはこの逆で、デザインや顧客情報を自由に扱える一方、集客は自力で行う必要があります。 モールと自社サイトを使い分ける事業者も少なくありません。

シラバスでは、オンラインモール、オンラインショッピング、電子入札をまとめて 電子受発注システムとして挙げています。インターネットを使って注文や発注のやり取りをする仕組みです。

混同しやすいものとの違い

形態 売り手 場を用意するのは
オンラインモール 出店した複数の事業者 モールの運営者
自社ECサイト 自社1社 自社
電子入札 入札に参加する事業者(買い手は発注者) 発注者(国や自治体など)の側
フリマアプリ・ネットオークション 個人 アプリやサイトの運営者

試験では「複数の店が1つのサイトに集まる」「運営者が集客や決済の仕組みを提供する」が 見分けの手がかりになります。

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