正解:イ
各選択肢の解説
ア並べ替え(ソート)
誤り。これは指定した列の値の順に行を並び替える機能です。 支店ごとに行がまとまるので集計に近づいた気がしますが、 明細の行数はそのままで、合計を出す表は作られません。
イピボットテーブル
正解。明細を行と列の項目に振り分けて合計を出す機能で、 軸にする項目を差し替えるだけで、支店別から月別へと表を組み替えられます。
ウフィルタ(抽出)
誤り。これは条件に合う行だけを表示し、残りを隠す機能です。 特定の支店だけを見ることはできますが、抽出するだけで、 支店と商品を掛け合わせた合計表を作ることはできません。
エ条件付き書式
誤り。これは条件を満たすセルの色や書体を自動で変える機能です。 金額の大きい行を目立たせる用途には向きますが、 見た目を変えるだけで、値を集計する働きはありません。
理解を深めるために
明細を「軸」に振り分けて合計する
レシートが数千枚、箱に入っているところを想像してください。 「支店別・商品別にいくら売れたか」を知りたければ、支店ごとの列と商品ごとの行を持つ 集計表を用意し、レシートを1枚ずつ該当するマスに足し込んでいくはずです。
ピボットテーブルは、この作業を表計算ソフトが一瞬で行う機能です。 明細のどの項目を行に、どの項目を列に、どの項目を合計するかを指定すると、 クロス集計表ができあがります。
「ピボット」は軸を回すという意味
ピボット(pivot)は回転の軸という意味です。名前のとおり、作った表の軸を 自由に入れ替えられるのが最大の特徴です。
- 行を「支店」から「月」に差し替えれば、月別・商品別の表になる
- 合計を「件数」や「平均」に変えることもできる
- 元の明細は書き換わらないので、何度組み替えてもやり直せる
数式を1つずつ組まなくても、切り口を変えながら傾向を探せる点が 分析の場面で重宝されます。
混同しやすいものとの違い
| 機能 | 何をするものか |
|---|---|
| ピボットテーブル | 明細を行と列の項目に振り分けて集計し、軸を入れ替えられる |
| 並べ替え | 指定した列の値の順に、行の並びを変える |
| フィルタ | 条件に合う行だけを表示し、残りを隠す |
| 条件付き書式 | 条件を満たすセルの色や書体を自動で変える |
並べ替え・フィルタ・条件付き書式は、どれも明細の行を1行ずつ扱うままです。 「合計表を作る」「軸を入れ替える」「支店別・商品別」という言葉が出てきたら、 ピボットテーブルだと判断してください。