正解:イ
各選択肢の解説
アカードを端末の差込口に入れ、金属の端子を接触させてICチップと通信する。
誤り。これは接触型ICカードの読み取り方で、クレジットカードを差し込んで暗証番号を入力する場面が典型です。 どちらもICチップを使いますが、端子に触れて通信するか、離れたまま電波で通信するかで区別します。
イICチップと読取り機が、10cm程度までの近い距離で無線通信を行いデータをやり取りする。
正解。かざすだけで済むのは、ICチップと読取り機が近距離の無線通信(NFCなど)で データを交換しているからです。触れなくても通信できるので「非接触」と呼びます。
ウスマートフォンのカメラで図形のコードを撮影し、画像から支払いの情報を読み取る。
誤り。これはQRコード決済の読み取り方です。スマートフォンを使う点が同じなので混同しやすいですが、 QRコード決済は電波ではなく、画面や紙に表示したコードをカメラで読み取ります。
エカード裏面の帯に記録された情報を、端末の溝にカードを通して磁気で読み取る。
誤り。これは磁気ストライプカードの読み取り方で、ICチップが普及する前のクレジットカードや キャッシュカードで広く使われました。記録が磁気かICチップか、読み取りに接触が要るかで区別します。
理解を深めるために
「かざす」は電波でやり取りしている
非接触IC決済は、カードやスマートフォンに入ったICチップと店の読取り機が、 ごく近い距離の無線通信でデータを交換する方式です。 改札でICカードを軽くタッチするだけで通れるのは、読取り機に近づけた時点で通信が始まっているからです。
なぜ速く、なぜ近づける必要があるのか
- 交通系ICカードは電池を持たず、読取り機が出す電波から電力を得て動く
- 通信できる距離がごく短いので、離れた場所から読み取られにくい
- 差し込みやカメラでの撮影が要らないため、一瞬で支払いが終わる
使われる通信規格には、**NFC(Near Field Communication)**や、 日本の交通系ICカードで広く使われるFeliCaがあります。 スマートフォンやクレジットカードの「タッチ決済」も同じ仕組みです。
混同しやすいものとの違い
| 方式 | 情報の置き場所 | 読み取り方 |
|---|---|---|
| 非接触IC決済 | ICチップ | 近距離の無線通信(かざす) |
| 接触型ICカード | ICチップ | 端子を接触させる(差し込む) |
| QRコード決済 | 画面や紙に表示したコード | カメラで撮影する |
| 磁気ストライプカード | 裏面の磁気の帯 | 溝に通して磁気で読む |
クレジットカード1枚に、ICチップ(接触・非接触)と磁気ストライプが両方載っていることもあります。 「何のカードで払うか」ではなく「情報をどう受け渡すか」で区別しましょう。