問題 26★☆☆

FA(ファクトリーオートメーション)の説明として、最も適切なものはどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. ア工場の加工や組立て、搬送などの工程を、コンピュータで制御する機械で自動化すること。

    正解。人が手で行っていた生産の作業を、産業用ロボットや自動搬送装置などに 任せることです。自動化する対象が「工場の生産工程」である点が要点です。

  2. イパソコン上で人が繰り返している定型の事務作業を、ソフトウェアで自動化すること。

    誤り。これはRPAの説明です。どちらも「人の作業を自動化する」ので混同しがちですが、 RPAが扱うのはパソコン上の事務作業で、動くのはソフトウェアです。 FAは工場で実際に物を作る機械を動かします。

  3. ウ現実の工場の設備や動きを仮想空間に再現し、変更したときの効果を試算すること。

    誤り。これはデジタルツインの説明です。工場とコンピュータの組合せなので似て見えますが、 デジタルツインは仮想空間で試すための写しです。 FAは現実の機械そのものを自動で動かす点が違います。

  4. エビルの空調や照明、エレベーターなどの設備をまとめて監視し、自動で制御すること。

    誤り。これはビルディングオートメーション(BA)の説明です。同じ「オートメーション」 ですが、対象は建物の設備です。FAは工場の生産工程を対象とし、 何を自動化するかで区別します。

理解を深めるために

工場の「手作業」を機械に任せる

自動車工場の映像で、ロボットアームが次々に車体を溶接していく場面を見たことがあると思います。 あれがFAの典型です。FAは、工場の加工・組立て・検査・搬送といった生産の工程を、 コンピュータで制御する機械で自動化することを指します。

なぜ工場を自動化するのか

  • 同じ作業を同じ精度で繰り返せるので、品質が安定する
  • 夜間や休日も動かせ、生産量を増やしやすい
  • 重い物の運搬や危険な作業から人を離せる

具体的には、産業用ロボット、NC工作機械(数値制御で動く加工機)、無人搬送車などを コンピュータで制御してつなぎます。どれも現実の物を加工したり運んだりする機械です。

混同しやすいものとの違い

「〇〇を自動化する」「コンピュータで制御する」という言い方は多くの用語に出てきます。 区別の手がかりは、何を対象にしているかです。

用語 自動化・再現する対象
FA 工場の生産工程(現実の機械)
RPA パソコン上の定型の事務作業(ソフトウェア)
デジタルツイン 現実の設備や動きを写した仮想空間の模型
BA ビルの空調・照明・エレベーターなどの設備

問題文に「工場」「生産工程」「ロボット」があればFA、 「パソコン上の事務作業」ならRPAと見分けます。

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