問題 29★★★

総務部が、就業規則の改定や手続の締切など、全社員に向けたお知らせを発信したい。 お知らせが他の話題に埋もれず、掲載期限まで一覧に残り、全社員が必要なときに 見返せるようにしたい。使うツールとして最も適切なものはどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. ア電子掲示板

    正解。組織からのお知らせを掲示して、期限まで一覧に残しておく場です。 会話の流れと切り離されているので、後から来た人でも必要なときに探して読めます。

  2. イビジネスチャット

    誤り。これは相手やグループとメッセージを短く素早くやり取りする道具です。 全社員に一斉に届けられる点で候補になりますが、発言は新しい順に積み重なって流れていくため、 期限まで目に付く場所に残し続けたいお知らせには向きません。

  3. ウ社内SNS

    誤り。これは社員が投稿し合い、フォローや反応を通じて交流する場です。 全社で見られる点で似ていますが、投稿はタイムラインに次々と流れ、 誰に届くかもつながり方に左右されるため、確実な周知と保存には向きません。

  4. エ社内ブログ

    誤り。これは個人や部署が考えや活動を記事として発信し、読み手がコメントを返す場です。 記事が残る点で紛れますが、発信者の視点で書き継ぐ読み物であり、 新しい記事に押し下げられるため、期限付きの公式なお知らせを掲げる場ではありません。

理解を深めるために

「話す場」と「貼り出す場」は別もの

会社の廊下の掲示板を思い浮かべてください。健康診断の日程や規則の改定は、紙に書いて 貼り出され、期限が来るまでそこにあります。立ち話で伝えた内容は、聞き逃した人には届きません。

社内のコミュニケーションツールも同じで、流れていく会話の場と、残しておく掲示の場 があります。全社員への周知を後から見返せるようにしたいなら、選ぶのは貼り出す側、 つまり電子掲示板です。

情報が「流れる」か「残る」かで選ぶ

  • 電子掲示板:お知らせを一覧に掲示し、掲載期限まで残す
  • チャット:短い発言をすばやく交わす。相談や調整に強いが、発言はすぐ流れる
  • SNS:投稿と反応で横のつながりを作る。気軽な交流に強いが、タイムラインで流れる
  • ブログ:まとまった記事を発信する。考え方や活動報告に向くが、新しい記事が上に来る

どれか1つが優れているのではなく、場面によって使い分けます。締切の相談はチャット、 部署を越えた情報交換はSNS、プロジェクトの振り返りはブログ、全社への公式な周知は掲示板です。

混同しやすいものとの違い

ツール 向いている使い方 情報の残り方
電子掲示板 全社員への公式なお知らせ 期限まで一覧に残る
ビジネスチャット 相手やグループとの素早いやり取り 新しい発言で流れる
社内SNS 社員どうしの気軽な交流や情報交換 タイムラインで流れる
社内ブログ 個人や部署の考え・活動の発信 記事は残るが新しいものが上に来る

試験では「全員に周知」「後から見返せる」「埋もれない」と出たら電子掲示板です。 「素早く」「気軽に」「発信者の視点で」など、場面を表す言葉でツールを切り分けてください。

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