正解:イ
各選択肢の解説
ア情報提供ネットワークシステム
誤り。これは行政機関どうしがマイナンバー制度に基づいて個人の情報をやり取りするための仕組みです。 問題文の「やり取り」そのものを担うので選びたくなりますが、使うのは行政機関の側で、 住民が自分でアクセスして記録を確かめる窓口ではありません。
イマイナポータル
正解。個人向けの行政のオンライン窓口で、「やりとり履歴」から、行政機関の間で自分の情報が やり取りされた記録を確認できます。行政が持つ自分の情報も「わたしの情報」で見られます。
ウ住民基本台帳ネットワークシステム
誤り。これは市区町村をまたいで住民の本人確認情報を共有し、行政機関が本人確認に使うネットワークです。 個人の情報を行政機関の間で扱う全国規模の仕組みという点で紛れますが、 これも行政側が使うもので、住民が提供の記録を見るための場ではありません。
エコンビニ交付
誤り。これはマイナンバーカードを使い、コンビニエンスストアの端末で住民票の写しなどの証明書を受け取るサービスです。 住民が自分でカードを使って自分の情報を得る点で似ていますが、受け取るのは紙の証明書で、 行政機関の間で情報が提供された記録を確認することはできません。
理解を深めるために
行政の中の動きを、本人がのぞける窓
マイナンバー制度が始まってから、たとえば児童手当などの手続で、市区町村が他の機関から 必要な情報を直接受け取れるようになりました。住民は証明書を取りに行く手間が減ります。
一方で「自分の情報が知らないところで勝手に使われていないか」という不安も生まれます。 そこで、行政機関の間のやり取りを本人が後から確認できる窓として用意されているのが、 政府が運営するマイナポータルです。
マイナポータルでできること
マイナポータルは個人向けの行政サービスのオンライン窓口で、主に次の機能があります。
- わたしの情報:行政機関などが持っている自分の情報を確認する
- やりとり履歴:情報提供ネットワークシステムを通じて、自分の情報が行政機関の間で やり取りされた記録を確認する
- 手続の検索・電子申請:子育てや介護などの行政手続を探し、オンラインで申請する
- お知らせ:行政機関から配信されるお知らせを受け取る
マイナンバーカードを使ってログインするので、本人以外が自分の記録を見ることはできません。
混同しやすいものとの違い
| 名称 | 使うのは誰か/何をするか |
|---|---|
| マイナポータル | 住民本人。自分の情報や、機関の間のやり取りの記録を確認する |
| 情報提供ネットワークシステム | 行政機関。マイナンバー制度に基づいて個人の情報をやり取りする |
| 住民基本台帳ネットワークシステム | 行政機関。住民の本人確認情報を共有し、本人確認に使う |
| コンビニ交付 | 住民本人。住民票の写しなどの証明書をコンビニで受け取る |
情報をやり取りする仕組みと、その記録を本人が見る窓口は別物です。 「住民が自分で確認する」とあれば、使う人の側からマイナポータルを選べます。