問題 15★☆☆

技術動向をまとめた社内資料で、ARグラス、VRゴーグル、MR端末の3つの事例を 一つの節にまとめ、現実と仮想を組み合わせる技術の総称を見出しに使いたい。 見出しの語として最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア複合現実(MR)

    誤り。現実の空間の形を読み取り、現実と仮想を互いに影響させる技術で、 まとめたい3つのうちの1つです。仲間の名前を見出しに使うと、 ARやVRの事例が含まれないように読めてしまいます。

  2. イ拡張現実(AR)

    誤り。現実の映像に情報を重ねて現実を補う技術で、これも3つのうちの1つです。 身近な例が多く代表のように扱われがちですが、 VRやMRを含む上位の呼び名ではありません。

  3. ウモーションキャプチャ

    誤り。人や物の動きを計測してデータ化する技術です。3つの事例で動くCGを作るために 使われることはありますが、素材を作る技術であって、 現実と仮想を組み合わせて見せる技術群をまとめた呼び名ではありません。

  4. エXR(クロスリアリティ)

    正解。AR・VR・MRなど、現実と仮想を組み合わせる技術をまとめて指す総称です。 機器の性能が上がって境目が曖昧になってきたため、 個別に呼び分けずXRとまとめて扱う言い方が広まりました。

理解を深めるために

XRは、傘の名前

**XR(クロスリアリティ)**は、AR・VR・MRといった 「現実と仮想を組み合わせる技術」をまとめて指す総称です。 ひとつの技術の名前ではなく、それらを覆う傘にあたる言葉だと考えてください。

まとめて呼ぶ言い方が広まったのは、機器の側で区別が付けにくくなったからです。 同じゴーグルがカメラ映像を通して現実を見せたり、 視界すべてをCGに切り替えたりできるようになると、 その製品をARともVRとも言い切れなくなります。

傘の下にあるもの

  • 拡張現実(AR)… 現実の風景や映像に情報を重ねる
  • 仮想現実(VR)… 視界をCGで覆い、別の空間に置き換える
  • 複合現実(MR)… 現実の空間を読み取り、現実と仮想を互いに影響させる

混同しやすいものとの違い

用語 中身
XR(クロスリアリティ) AR・VR・MRなどをまとめて指す総称
拡張現実(AR) 現実に情報を重ねる、傘の下の1つ
複合現実(MR) 現実と仮想を融合させる、傘の下の1つ
モーションキャプチャ 人や物の動きを測ってデータにする、素材を作る技術

なお、アバターで参加して交流や取引を行う仮想空間そのものはメタバースです。 XRの機器で体験されることが多いものの、指しているのは技術ではなく場である点が違います。

選択肢に個別の技術名と総称が混ざっていたら、 問われているのが「1つの技術」か「まとめた呼び名」かを読み分けてください。

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