問題 33★★☆

テレビ放送や映像制作で使われる4Kと8Kの映像について、 画素数の関係を説明したものとして最も適切なものはどれか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. ア8Kは4Kより総画素数が2倍になり、そのぶん映像の細かさも2倍になる。

    誤り。数字が4から8へ2倍になるので総画素数も2倍と考えがちですが、 4Kや8Kの数字は横方向の画素数の目安です。横が2倍になれば縦も2倍になるため、 総画素数は2倍ではなく4倍になります。

  2. イ4Kと8Kの数字は、1秒間に表示する画像の枚数の違いを表している。

    誤り。1秒あたりの画像の枚数はフレームレート(fps)で表します。 フレームレートは動きのなめらかさ、4K・8Kは1枚の画像の細かさを表す指標で、 同じ映像の品質でも見ている軸が違います。

  3. ウ8Kは横と縦の画素数がそれぞれ4Kの2倍で、総画素数は4Kの4倍になる。

    正解。4Kは横3,840×縦2,160、8Kは横7,680×縦4,320画素です。 横も縦も2倍なので、面積にあたる総画素数は2×2で4倍になります。

  4. エ4Kと8Kの数字は、映像を表示する画面の大きさの違いを表している。

    誤り。画面の大きさは対角線の長さ(インチ)で表します。 4K・8Kは画素の数なので、同じ大きさの画面でも画素数は変えられ、 画素数が多いほど同じ大きさの中に細かく描けます。

理解を深めるために

「K」は横方向の画素数の目安

4K・8Kの「K」は1,000を表し、映像の横方向にある画素(点)の数が およそ4,000、およそ8,000であることを示します。 テレビ放送で使われる規格では、次のようになっています。

呼び名 横×縦の画素数 総画素数 フルHDとの比
フルHD(2K) 1,920×1,080 約207万 1倍
4K 3,840×2,160 約829万 4倍
8K 7,680×4,320 約3,318万 16倍

なぜ「2倍」ではなく「4倍」なのか

画面は横と縦の2方向に広がる面です。横の画素数を2倍にして縦横比を保つと、 縦の画素数も2倍になります。総画素数は横×縦なので、2×2で4倍です。

  • フルHD → 4K:横も縦も2倍、総画素数は4倍
  • 4K → 8K:横も縦も2倍、総画素数は4倍
  • フルHD → 8K:横も縦も4倍、総画素数は16倍

画素数が増えるほど細かく描ける一方、1枚あたりのデータ量も増えるため、 8Kの映像の伝送や保存には効率のよい圧縮が欠かせません。

混同しやすいものとの違い

用語 表しているもの
4K/8K 横方向の画素数の目安(1枚の画像の細かさ)
フレームレート(fps) 1秒間に表示する画像の枚数(動きのなめらかさ)
画面サイズ(インチ) 画面の対角線の長さ

「数字が2倍なら総画素数も2倍」という引っかけに注意し、 縦横の両方が伸びることを思い出せば迷わず選べます。

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