正解:エ
各選択肢の解説
ア最高経営責任者(CEO)
誤り。経営全般の最高責任者で、会社の進む方向を最終的に決め、その結果に 責任を負います。IT活用の方針もCEOの承認の下にありますが、担当はITに 限らず経営のすべてで、分野を絞った役職ではありません。
イ最高財務責任者(CFO)
誤り。資金の調達と運用、財務報告を統括する役員です。IT投資の金額が 見合うかを財務の面から見る場面はありますが、情報やITをどう活用するかの 中身を決めるのは担当外で、見ているのは会社全体のお金の流れです。
ウ最高執行責任者(COO)
誤り。決まった方針のもとで日々の業務執行を統括する役員です。現場を 動かす立場なのでITの利用者側には近いのですが、担当は事業運営の全般で、 情報活用の方針づくりそのものを受け持つわけではありません。
エ最高情報責任者(CIO)
正解。情報やITの活用方針を経営の立場で決める役員です。システムの運用や 保守を日々取り仕切る責任者ではなく、どの業務にいくら投資するかを 経営戦略と結び付けて判断します。
理解を深めるために
真ん中の一文字が担当分野
CxOは、Chief(最高)とOfficer(責任者)の間に担当分野の頭文字を挟んだ呼び方です。 CIOのIはInformation(情報)なので、情報とITを担当する経営層ということになります。 xの位置に何が入るかを読めば、担当が分かる仕組みです。
CIOはシステム部門長ではない
最もよくある誤解が、CIOを「情報システム部門の一番偉い人」と捉えることです。 CIOが見ているのは機器やシステムそのものではなく、経営目標に対する情報の使い方です。
- 経営計画に対して、どの業務をどうデジタル化するかの方針を決める
- IT投資の優先順位と予算配分を決める
- 情報セキュリティや情報資産の管理について全社の方針に責任を持つ
障害対応や保守の指揮は情報システム部門の仕事で、CIOはその上位で 「そもそも何に投資するか」を決める側にいます。
代表的なCxOの担当
| 名称 | 担当 |
|---|---|
| CIO(最高情報責任者) | 情報とITの活用方針を経営の立場で決める |
| CEO(最高経営責任者) | 経営全般の最高責任者 |
| CFO(最高財務責任者) | 資金の調達と運用、財務報告 |
| COO(最高執行責任者) | 日々の業務執行の統括 |
試験では英字3文字と担当分野の対応がそのまま問われます。IはInformation、 FはFinancial(財務)、OはOperating(業務執行)と、頭文字から引けるようにしておくと確実です。