正解:ア
各選択肢の解説
アプロジェクト組織
正解。特定の目的のために必要な人材を部門の枠を越えて集め、目的を達成したら 解散する一時的な組織です。常設の部門では担いにくい、期限と終わりのある 仕事に向いています。
イ階層型組織
誤り。トップから現場まで指揮命令を段階的に下ろす、常設のピラミッド型の 形です。G社のチームも内部に上下関係はありますが、決め手は稼働開始で 解散する点で、恒常的な階層の一部として置かれた部門ではありません。
ウ職能別組織
誤り。設計・生産技術・購買のように、仕事の種類で全社を部門に括る形です。 G社がその各部門から人を集めた元の形がこれに当たります。集めてできた側の チームは仕事の種類で括られておらず、目的と期限で括られています。
エマトリックス組織
誤り。仕事の種類と製品などの二つの軸を常設で掛け合わせ、一人が両方に属して 双方から指示を受ける形です。G社のチームは専任のリーダー一人の下に置かれ、 指示系統も一本なので、二重の所属にはなっていません。
理解を深めるために
終わりが決まっている集まり
プロジェクト組織は、決まった目的のために部門を越えて人を集め、目的を果たしたら 解散する組織です。学校の文化祭の実行委員会が近いイメージで、クラスという常設の まとまりとは別に、期間限定のチームが立ち上がって、行事が終われば消えます。
常設の組織と何が違うのか
- 目的と期限がある … 新製品の開発、工場の立上げ、システムの導入など
- 必要な技能を持つ人を、所属部門を問わず集められる
- 目的を達成すれば解散し、要員は元の部門に戻る
- 半面、要員は元の部門の仕事と掛け持ちになりやすく、評価や処遇の扱いが あいまいになりがちなので、専任にするか兼任にするかを決めておく必要がある
似た形との見分け方
| 組織形態 | 括り方と存続 |
|---|---|
| プロジェクト組織 | 目的で括り、達成したら解散する一時的な組織 |
| 階層型組織 | 指揮命令の上下で結ばれた、常設のピラミッド構造 |
| 職能別組織 | 仕事の種類で括った常設の部門 |
| マトリックス組織 | 二つの軸を常設で掛け合わせ、一人が両方に属する |
見分ける鍵は「いつまであるか」です。解散が前提ならプロジェクト組織、 ずっと置かれるなら他の三つのいずれかと考えると迷いません。