正解:ウ
各選択肢の解説
アPlan(計画)
誤り。目標を定め、達成するための手順や担当を決める段階です。F社では年度の 初めに売上目標を置いた時点がこれに当たります。設問が問うているのは目標を 決めた後の月末の活動なので、段階が一つ前にずれています。
イDo(実行)
誤り。決めた計画に沿って実際に業務を行い、結果を記録する段階です。日々の 営業活動そのものがこれに当たります。実績という記録は残りますが、それを 目標と突き合わせて良し悪しを判断するところまでは含みません。
ウCheck(評価)
正解。実績を計画と比べ、どれだけ達成できたかを測る段階です。ここで事実を つかんでおかないと、差がどこで生じたのかも、次に何を直すべきかも 決められません。
エAct(改善)
誤り。評価を受けて手を打ち、やり方を変えたり次の計画に反映したりする 段階です。F社がこの後「訪問件数を増やす」と決めればそれに当たりますが、 達成率を出した時点ではまだ処置に入っていません。
理解を深めるために
測って初めて「直すところ」が分かる
PDCAは、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Act)を順に回して 仕事の質を上げていく考え方です。体重を減らしたいときに、目標体重を決めて (P)、食事と運動を変えて(D)、毎週体重計に乗って比べて(C)、 減っていなければやり方を変える(A)のと同じ流れです。
CとAの境目
つまずきやすいのはCとAの切れ目です。
- Check … 実績と計画を突き合わせ、どれだけ達成できたかを測るところ
- Act … その結果を受けて、やり方を変える・次の計画に織り込む処置
「測った・比べた」で止まっていればCheck、「だから来月はこうする」と手を打てば Actです。差の原因を調べる作業をどちらに含めるかは説明が分かれるので、測定の話を しているのか処置の話をしているのかで読み分けるのが確実です。測っただけで処置を しないとPDCAは回らず、測らずに手だけ打つと効いたかどうかが分かりません。
四つの段階の役割
| 段階 | やること |
|---|---|
| Plan | 目標と、達成のための手順・担当を決める |
| Do | 計画どおりに実施し、結果を記録する |
| Check | 実績を計画と比べ、どれだけ達成できたかを測る |
| Act | 評価を受けて処置し、次の計画に反映する |
試験では、場面のどの部分を切り取っているかで段階を判断させます。 「比べた・測った」ならCheck、「変えた・見直した」ならActと 読み分けるのが手掛かりです。