経営・組織論

自分の仕事と組織全体との関係や、人とお金の動きを理解するための基礎を扱う中分類です。組織の形、経営管理、人材育成、会計と財務が範囲です。「何を軸に分けるか」「何をもとに割るか」で見分けられるようにするのが近道です。

組織活動・収録 68問・項目 8/8

演習を始める(10問)

問題

  1. 人的資本経営A社は、従業員の育成にかける費用を、抑えるべき経費ではなく企業価値を高める投資と位置づけ、育成への投資額や人材の多様性…
  2. 株式公開創業以来、株式を創業者と一部の役員だけで保有してきたB社が、証券取引所に上場し、誰でも市場で自社の株式を売買できるよう…
  3. マトリックス組織C社の技術者は、開発・製造・営業といった仕事の種類で分けた部門に所属しながら、同時に担当する製品グループにも所属し、部…
  4. OODAループ(1)D社の店舗運営部は、来店客の好みが短期間で変わるため、計画を立ててから回す進め方では対応が遅れていた。そこで、まず現場…
  5. メンタリングE社は新入社員一人ひとりに、直属の上司ではない経験豊富な先輩社員を担当としてつけ、仕事の進め方の悩みから将来のキャリア…
  6. アルムナイ採用人材の確保に悩むH社は、かつて自社を退職して他社で経験を積んだ人と交流会などでつながりを保ち、希望する人を再び自社に迎…
  7. 損益分岐点(1)G社は、売上が伸び悩んでも赤字になりにくい体質にするため、損益分岐点売上高を下げたいと考えている。この目的に合う施策と…
  8. 決算短信(1)上場企業が行う情報開示のうち、決算短信の説明として最も適切なものはどれか。
  9. キャッシュフロー計算書(1)利益は計上されているのに、支払に充てる手元の資金が足りない企業がある。その原因をたどるために見るべき財務諸表として、最…
  10. ROE投資家が企業を評価するときに用いる財務指標のうち、ROEが表しているものとして最も適切なものはどれか。
  11. 事業部制組織E社は、家庭用製品・業務用製品・海外という三つの区分で部門を分け、それぞれの部門の中に開発・製造・販売の機能をそろえて…
  12. CIOF社は、業務のデジタル化を全社で進めるにあたり、情報やITをどう活用するかの方針を経営戦略と結び付けて決める役員を新た…
  13. カンパニー制組織G社は、これまで製品ごとの事業部に売上と利益の責任を持たせてきた。今回、各事業部に社内資本金を割り当て、預けた元手に見…
  14. リスキリング製造業のK社は、目視による外観検査を長年担ってきた従業員に対し、画像認識AIを使った検査システムの運用とデータ分析の知…
  15. 目標管理制度(MBO)L社では、期の初めに従業員自身が上司と話し合って担当業務の目標を定め、期の途中は本人が進み具合を確かめながら仕事を進め…
  16. ワークエンゲージメントM社は従業員調査で「仕事から活力を得ている」「仕事に誇りとやりがいを感じる」「仕事に熱心に取り組んでいる」への当てはま…
  17. 貸借対照表貸借対照表は、左側に資産を、右側に負債と純資産を記載し、左右の合計金額が必ず一致する。その理由として、最も適切なものは…
  18. 流動資産貸借対照表では、資産を流動資産と固定資産に分けて表示する。仕入・販売・回収という通常の営業サイクルに含まれない資産につ…
  19. 純資産貸借対照表の純資産の部に示される金額の説明として、最も適切なものはどれか。
  20. 繰延資産貸借対照表の資産の部には、流動資産・固定資産と並んで繰延資産が置かれることがある。繰延資産の説明として、最も適切なもの…
  21. 損益計算書(1)損益計算書から読み取れる内容として、最も適切なものはどれか。
  22. 営業利益A社では、本業でどれだけ稼げたかを把握するために営業利益に注目している。営業利益の求め方として、最も適切なものはどれか。
  23. 変動費(1)雑貨をインターネットで販売するB社が、毎月支払っている次の費用のうち、変動費に当たるものはどれか。
  24. 変動費(2)C社の当期の実績は、売上高1,000万円、変動費600万円、固定費300万円であり、費用はこの二つだけである。来期は販…
  25. 総資産利益率(ROA)E社は、株主が出した資金と銀行からの借入金の両方を使って、設備や在庫をそろえている。資金の調達方法にかかわらず、保有す…
  26. 流動比率F社は、新しい取引先の与信を判断するにあたり、その会社が1年以内に支払う義務に対して、1年以内に現金化できる資産をどれ…
  27. コーチングA社の課長は、担当業務で伸び悩む部下との定期面談で、解決策を教えずに「うまくいかない原因は何だと思うか」「次は何から試…
  28. サテライトオフィス勤務テレワークへの取組の一つである、サテライトオフィス勤務の説明として、最も適切なものはどれか。
  29. タレントマネジメントC社は、全社員の保有スキル、資格、職務経歴、本人が希望する仕事を一元的に蓄積し、新規事業への要員選抜や後任者の育成計画…
  30. ワークシェアリング受注量が落ち込んだD社は、従業員を解雇せずに雇用を守るため、一人当たりの労働時間と賃金を減らし、仕事を従業員どうしで分…
  31. アダプティブラーニングE社の社内学習システムは、社員の解答履歴から理解度を判定し、つまずいた分野では基礎の教材を、正答が続く分野では応用問題…
  32. PDCAF社は今年度の経営計画に売上目標を定め、毎月末に実績を目標値と照合して、達成率を算出している。ある月は達成率が80%に…
  33. プロジェクト組織G社は新工場の立上げのため、設計・生産技術・購買の各部門から要員を集めたチームを編成した。チームには専任のリーダーを置…
  34. 持株会社H社は、食品・物流・金融の三つの事業をそれぞれ別の株式会社として独立させ、H社自身は製造や販売を行わず、三社の株式を保…
  35. 株主総会株式会社において、出資者が議決権を行使し、取締役の選任や定款の変更といった会社の基本的な事項を決議する機関はどれか。
  36. カーボンフットプリントJ社は自社製品について、原材料の調達から製造・輸送・使用・廃棄までの各段階で排出される温室効果ガスを二酸化炭素の量に換…
  37. 売上高利益率D社の今期の損益計算書では、売上高が前期より20%増えて6億円になった一方、営業利益は前期と同額の3,000万円だった…
  38. 資本回転率F社の経営会議で「うちは資産を寝かせすぎだ」という指摘が出た。1回の販売でどれだけ厚くもうけたかではなく、投じた資本が…
  39. 投資利益率(ROI)G社は在庫管理システムに5,000万円を投資した。稼働後の1年間で売上高が2億円増え、その売上高から得られた利益は1,…
  40. 自己資本比率同業のL社とM社は、売上高も利益もほぼ同じである。ただしL社は事業資金の大半を銀行借入れで賄い、M社は株主の出資と過去…
  41. 有価証券報告書ある上場企業への投資を検討している人が、1事業年度の経営成績や財政状態に加え、事業の内容やリスク情報までを、監査を受け…
  42. 変動費(3)自社工場をもつある製造業では、製品ごとの採算を見るときに、売上高から販売量に比例して発生する変動費だけを差し引いた額に…
  43. 固定費毎月一定額の賃借料がかかる工場で、同じ製品の月間の生産量と販売量をこれまでの2倍に増やした。この結果として製品1個当た…
  44. 粗利益ある小売店の今期は、値引き販売によって販売量が伸び、売上高は前期を上回った。ところが粗利益は前期を下回っていた。仕入単…
  45. 流動負債ある企業の決算日時点で、次のものが残っている。貸借対照表で流動負債に分類されるものとして、最も適切なものはどれか。
  46. 損益計算書(2)ある企業の決算で、損益計算書に当期純利益が計上された。この企業はこの期の配当を行わないこととした。当期純利益が貸借対照…
  47. OJTD社は、新入社員の育成方法としてOJTを取り入れることにした。D社が行う取組みのうち、OJTに当たるものはどれか。
  48. Off-JTF社は、全社員に情報セキュリティの基礎知識を同じ水準で身につけさせるため、社員を担当業務から一時的に離し、外部講師によ…
  49. リファラル採用G社は、現在自社で働いている社員に知人や友人を会社へ紹介してもらい、選考を経て採用する仕組みを設け、紹介した社員には報…
  50. リテンションH社では、入社3年以内に退職する社員が増えている。そこでキャリア相談窓口の設置や柔軟な勤務制度の導入を進め、社員が働き…
  51. DE&IDE & I(Diversity, Equity & Inclusion)に取り組む企業が、このうちEquityの考え…
  52. 職能別組織H社は全社を開発部・製造部・営業部・総務部に分けており、扱う製品が複数あっても、設計は開発部、生産は製造部、販売は営業…
  53. 階層型組織K社では社長の下に部長、部長の下に課長、課長の下に担当者が置かれ、権限と責任が上から順に委ねられている。担当者が指示を…
  54. 経営計画経営目標として掲げた到達点に向けて、全社を対象に、長期・中期・短期の期間に区切って資源の配分と実施の道筋を定めたものは…
  55. IR(Investor Relations)上場企業のB社は、自社を適正に評価してもらうためにIR活動を強化することにした。IR活動として行うものとして、最も適切…
  56. コーポレートブランドC社は長年の品質管理と誠実な対応によって、取引先から「C社の製品なら安心だ」と受け止められており、社名を冠した新製品も…
  57. 企業の社会的責任(CSR)ある企業は、利益を上げるだけでなく、取引先の労働環境への配慮や地域社会への貢献、環境負荷の低減を、従業員・顧客・地域住…
  58. ディスクロージャー上場企業のディスクロージャー(情報開示)には、法令や証券取引所の規則で義務づけられた開示と、企業が自主的に行う任意の開…
  59. グリーンITグリーンITの説明として、最も適切なものはどれか。
  60. 決算短信(2)3月決算の上場企業が、4〜6月(第1四半期)の業績を開示しようとしている。2024年4月に施行された改正金融商品取引法…
  61. 財務管理ある製造業の企業が工場の新設を決めた。建設に必要な資金を銀行借入と増資のどちらで賄うかを比べ、返済や配当の負担まで含め…
  62. 経営目標ある企業が「3年後に売上高500億円、営業利益率10%を達成する」と掲げた。このように、企業が達成すべき水準を数値と期…
  63. OODAループ(2)OODAループの4つの段階のうち、集めた情報を自社の状況や過去の経験に照らして解釈し、いま何が起きているのかを判断する…
  64. 株式会社株式会社が多額の負債を抱えたまま倒産した。この会社の株主が負う責任として、最も適切なものはどれか。
  65. HRテック(HRTech)H社の人事部は、応募書類の一次選考をAIで支援し、社員の評価や異動の履歴をクラウド上で分析して配置の検討に役立てている…
  66. ウェルビーイングJ社は人的資本経営の方針として、社員が病気でないことにとどまらず、身体的・精神的・社会的に満たされた良好な状態にあるこ…
  67. 損益分岐点(2)K社は製品を1個5,000円で販売しており、1個当たりの変動費は3,000円、年間の固定費は1,200万円である。今期…
  68. キャッシュフロー計算書(2)キャッシュフロー計算書は、現金の動きを営業活動・投資活動・財務活動の3つに分けて示す。次の取引のうち、投資活動によるキ…

取り違えやすい用語

職能別組織・事業部制組織・マトリックス組織

用語何を軸に組織を分けるか
職能別組織営業・製造など、仕事の機能ごとに分ける
事業部制組織製品や地域などの事業ごとに分け、事業部ごとに運営する
マトリックス組織職能と事業など2つの軸を組み合わせ、社員が両方に属して、それぞれから指示を受ける

PDCA と OODAループ

用語何から始めるか
PDCA計画から始め、実行・評価・改善を回す
OODAループ状況の観察から始め、判断して素早く行動する

状況が速く変わる場面では、観察から始めるOODAループが向きます。

OJT・Off-JT・メンタリング

用語誰が、どこで支えるか
OJT職場で、実際の仕事を通して教える
Off-JT仕事の場を離れて、研修などで学ぶ
メンタリング直属の上司以外の経験者が、仕事からキャリアまで継続して支える

貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書

用語何を表すか
貸借対照表ある時点での、資産・負債・純資産
損益計算書一定の期間での、収益・費用・利益
キャッシュフロー計算書一定の期間での、現金の出入り

利益が出ているのに資金が足りない原因は、キャッシュフロー計算書で追います。

ROE と ROA

用語利益を何で割るか
自己資本利益率(ROE)利益を、自己資本で割る
総資産利益率(ROA)利益を、総資産で割る

自己資本比率は、総資産に占める自己資本の割合で、利益の大きさを測る指標ではありません。

新試験での位置づけ

新しいシラバス案(Ver.0.1)では、ビジネス分野の大分類「組織活動」の中分類11に置かれています。

現行のシラバス(Ver.6.5)では、ストラテジ系の中分類「企業活動」の中の「経営・組織論」と「会計・財務」にありました。人的資本経営、OODAループ、メンタリング、マトリックス組織、損益分岐点、キャッシュフロー計算書などは、現行のシラバスにも載っています。

現行試験の過去問で対策する場合は、この2か所を探すと、この中分類に近い問題が見つかります。

一方で、株式公開(IPO)、アルムナイ採用、決算短信、ROE・ROA・ROIといった財務指標の名前は、現行のシラバスの用語例には載っていなかった用語です。

なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。

最終確認日:(問題の作り方と品質管理)

この中分類の出題範囲

シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。

組織活動
  • 組織活動と経営資源6問
  • 組織形態と組織・企業の特徴4問
経営管理
  • 経営管理・経営組織14問
  • ヒューマンリソースマネジメント17問
会計・財務
  • 売上と利益の関係8問
  • 決算の仕組み3問
  • 財務諸表9問
  • 代表的な財務指標7問

ビジネスのほかの中分類

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出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。