正解:イ
各選択肢の解説
アリスキリング
誤り。事業の変化で新たに必要となった職務に就くため、 知識やスキルを学び直すことです。何のために学ぶかを表す言葉で、 どのように学ばせるかという方法を指してはいません。
イアダプティブラーニング
正解。学習者の理解度や解答の傾向に合わせて、教材の内容や難易度、 進む順序を一人ひとりに合わせて変える学習方法です。 E社の仕組みは解答履歴から次に出す教材を決めています。
ウタレントマネジメント
誤り。社員のスキルや経歴を組織で把握し、配置・育成・登用に 生かす人材活用の考え方です。育成に関わる点は共通ですが、 対象は人材情報の活用であって、教材の出し分けではありません。
エHRテック(HRTech)
誤り。採用・評価・労務など人事業務にIT・AIを活用する技術の総称です。 設問のシステムも道具としてはこれに含まれますが、 問われているのは学ばせ方の名前であり、技術分野の名前ではありません。
理解を深めるために
一人ひとりに合わせて出題を変える
集合研修では、全員が同じ教材を同じ順序で学びます。 分かっている人には退屈で、ついていけない人には速すぎるという問題が残ります。
アダプティブラーニング(適応学習)は、学習者の解答履歴や理解度を システムが判定し、次に何を学ばせるかを個別に変える方法です。 間違いが多い分野は前の単元に戻し、正答が続く分野は飛ばして先へ進めます。 学習ログの蓄積とAIによる分析が実用化を後押ししました。
企業研修で使われる理由は、社員ごとに前提知識がばらばらだからです。 必要なところだけを学べるので、学習時間を業務の合間に収めやすくなります。
似た用語との切り分け
| 用語 | 何を表すか |
|---|---|
| アダプティブラーニング | 理解度に応じて教材や難易度を個別に変える学習方法 |
| リスキリング | 新しい職務に就くために学び直すこと(学ぶ目的) |
| タレントマネジメント | 人材情報を把握し、配置・育成・登用に生かす考え方 |
| HRテック(HRTech) | 人事業務にIT・AIを活用する技術の総称 |
試験での見分け方
「理解度に応じて」「一人ひとりに合わせた教材」と書かれていれば アダプティブラーニングです。
リスキリングとは層が違うことに注意してください。 リスキリングは何のために学ぶか、アダプティブラーニングはどう学ばせるかを 指した言葉なので、リスキリングの手段としてアダプティブラーニングを使う、 という関係が成り立ちます。両方が選択肢にあるときは、 問題文が目的を述べているか、学び方の仕組みを述べているかで判断します。