正解:ア
各選択肢の解説
ア階層型組織
正解。上位から下位へ指揮命令が一本の系統でつながり、部下の上司が一人に 定まる形で、ピラミッド型組織とも呼ばれます。誰の指示に従うかが明確で、 責任の所在もたどりやすいのが特徴です。
イマトリックス組織
誤り。仕事の種類と製品などの二つの軸に同時に所属し、一人が二人の上司から 指示を受ける形です。階層型と混同しやすいのは、どちらも上下関係がある点です が、指示の系統が一本か二本かで分かれます。
ウプロジェクト組織
誤り。特定の目的のために部門を越えて人を集め、達成したら解散する一時的な 組織です。階層型と紛らわしいのは中にリーダーと担当者の上下がある点ですが、 常設かどうかという存続期間の違いがあります。
エカンパニー制組織
誤り。事業の単位を社内の独立した会社のように扱い、投資や人事の権限まで 委ねる形です。指揮命令の通り方ではなく、事業ごとにどこまで権限を渡すかを 表す考え方なので、見ている軸が違います。
理解を深めるために
命令の線が一本につながっている形
階層型組織(ピラミッド型組織)は、トップから現場まで指揮命令が段階的に下り、 上に行くほど人数が少なくなる形です。学校の部活動で、部長・副部長・各学年の リーダー・部員と役割が段になっているのと同じ構造だと考えると分かりやすいです。
なぜこの形が広く使われるのか
- 命令の系統が一本なので、誰の指示に従えばよいか迷わない
- 権限と責任が段階ごとに決まり、問題が起きたときに所在をたどれる
- 上位者は直属の部下だけを見ればよく、一人が管理する人数を抑えられる
- 半面、階層が増えると現場の情報が上に届くまでに時間がかかる
階層が多すぎて判断が遅くなる場合は、中間の階層を減らして現場に権限を下ろす (フラット化する)見直しが行われます。
似た形との違い
| 組織形態 | 何を表しているか |
|---|---|
| 階層型組織 | 上から下へ一本でつながる常設の指揮命令の形 |
| マトリックス組織 | 二つの軸に同時に所属し、二人の上司から指示を受ける |
| プロジェクト組織 | 目的で括り、達成したら解散する一時的な組織 |
| カンパニー制組織 | 事業の単位に会社並みの権限を委ねる社内の分社 |
見分ける鍵は「指示の出どころが一つか」です。一人の上司に定まるなら階層型、 二系統から来るならマトリックス組織と考えれば迷いません。