正解:ア
各選択肢の解説
アOff-JT
正解。Off-JT(Off-the-Job Training)は、担当業務を離れた場で行う教育訓練です。 全員に同じ内容をまとめて教えられるので、 法令や情報セキュリティのように全社で水準をそろえたい知識に向きます。
イOJT
誤り。日常の業務そのものを教材として、上司や先輩が実務をさせながら 計画的に指導する方法です。設問は業務から離して研修を行っており、 業務の中で教えていません。ここが両者を分ける唯一の軸です。
ウジョブローテーション
誤り。社員を計画的に複数の部署へ異動させ、幅広い経験を積ませる仕組みです。 配置を動かす点が研修とは違い、学ぶ場はあくまで異動先の業務の中なので、 分類としてはOJTに近い育成方法です。
エアダプティブラーニング
誤り。学習者の理解度に応じて教材や難易度を一人ひとり変える学習方法です。 設問の研修は全員が同じ内容を受けており、個別化されていません。 業務を離れて学ぶ形で取り入れればOff-JTの一手段になります。
理解を深めるために
業務を離れて学ぶ
Off-JTは Off-the-Job Training の略で、「仕事を離れて(off the job)」行う訓練です。 新人研修、階層別研修、外部セミナーへの派遣、eラーニングの受講時間を 業務時間として確保する形も含まれます。
職場で実務をさせながら教えるOJTに対して、 Off-JTはいったん業務から切り離すのが特徴です。 だから業務の合間に押し込むことができず、時間と費用がかかります。 それでも行うのは、次の効果が実務の中では得にくいからです。
- 全社員に同じ内容を、同じ水準で伝えられる
- 体系立てて基礎から教えられる
- その職場では経験できない知識(法令、他部門の業務)を扱える
情報セキュリティやコンプライアンスの教育がOff-JTで行われるのは、 「知らなかった」という社員が一人でも残ると困る分野だからです。
似た育成方法との切り分け
| 用語 | 中身 |
|---|---|
| Off-JT | 業務を離れた場で、体系的な知識をまとめて教える |
| OJT | 職場で実務をさせながら、上司や先輩が計画的に指導する |
| ジョブローテーション | 計画的な異動で、幅広い業務を経験させる |
| アダプティブラーニング | 理解度に応じて教材や難易度を個別に変える学習方法 |
試験での見分け方
「集合研修」「外部セミナー」「業務を離れて」と書かれていればOff-JTです。 OJTとの違いは教える人でも場所の広さでもなく、 その時間に業務をしているかどうかで決まります。 Off-JTで基礎を教え、OJTで実務に定着させる、という組合せもよく問われます。