問題 49★★☆

G社は、現在自社で働いている社員に知人や友人を会社へ紹介してもらい、 選考を経て採用する仕組みを設け、紹介した社員には報奨金を支給することにした。 この採用方法はどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. アアルムナイ採用

    誤り。かつて自社を退職した元社員とつながりを保ち、 再び迎え入れる採用です。社外の人脈をたどる点は似ていますが、 対象が過去の社員自身であり、在職者からの紹介ではありません。

  2. イダイレクトリクルーティング

    誤り。企業が求人サイトや人材データベースから候補者を探し、 自ら直接声をかける採用です。間に社員や紹介会社が入らず、 企業と候補者が直接つながる点が違います。

  3. ウ通年採用

    誤り。新卒の一括採用のように時期を決めず、 年間を通じて募集と選考を行うやり方です。 これは採用の時期を表す言葉で、候補者との出会い方を表していません。

  4. エリファラル採用

    正解。リファラル(referral)は「紹介」の意味で、 自社の社員による紹介を経路とする採用です。 社風を知る社員が仲介するため、入社後のミスマッチが起きにくくなります。

理解を深めるために

社員が連れてくる採用

求人広告を出しても応募が集まらない。人材紹介会社に頼むと費用が重い。 そこで注目されたのが、今いる社員の人脈をたどるリファラル採用です。

社員が「うちの会社に合いそうだ」と思う知人を紹介し、 会社は通常どおり選考して採否を決めます。紹介がそのまま採用になるわけではなく、 あくまで候補者と出会う経路の一つです。

なぜミスマッチが減るのか

紹介する社員は、会社の雰囲気も仕事の大変さも知っています。 求人票には書ききれない実態を伝えたうえで紹介するので、 入社後に「聞いていた話と違う」が起きにくくなります。 採用単価が下がることと合わせて、これが導入の理由です。

一方で、社員の人脈に頼るため似た経歴の人材に偏りやすく、 多様性の確保とは逆方向に働きうる点が課題として指摘されます。

採用方法の切り分け

用語 誰をたどって出会うか
リファラル採用 在職中の社員の知人・友人
アルムナイ採用 退職した元社員本人
ダイレクトリクルーティング 企業が自ら探し出した候補者
通年採用 (出会い方ではなく、募集する時期を表す言葉)

試験での見分け方

リファラル採用とアルムナイ採用は並べて出題されます。 見分けるのは一点、誰に働きかけるかです。 社員を通じて社外の知人に届くのがリファラル採用、 辞めた本人に直接声をかけるのがアルムナイ採用です。

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