問題 12★☆☆

オンラインショップで住所やクレジットカード番号を入力する画面を開いたところ、 URLが「https://」で始まっていた。このとき行われていることとして、 最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア表示に使った画像やファイルが端末に一時保存され、次回の表示が速くなる。

    誤り。これはキャッシュの働きです。表示を速くするために手元へ一時保存する 仕組みで、URLがhttpでもhttpsでも同じように行われます。 目的が表示の高速化か、通信内容の保護かで区別します。

  2. イ入力した内容が端末に保存され、次に訪れたときに利用者が判別される。

    誤り。これはcookieの働きです。どちらもブラウザの裏側で動くので 混同しますが、cookieは同じ利用者だと見分けるためのデータであり、 通信の途中経路を守るものではありません。

  3. ウ社外とやり取りする通信を監視し、許可されていない通信を遮断する。

    誤り。これはファイアウォールの働きです。ネットワークの出入口で 通信を通すか止めるかを選別します。守る場所が出入口か、 やり取りする内容そのものかが違います。

  4. エサーバとの間でやり取りする内容が暗号化され、盗み見や改ざんを防ぐ。

    正解。HTTPSはHTTPの通信をTLSで暗号化したものです。途中の経路で 盗み見られても内容が読めず、書き換えられれば気づけます。 あわせてサーバ証明書で、接続先が名乗ったとおりの相手かを確認します。

理解を深めるために

はがきで送るか、封書で送るか

HTTPはWebページをやり取りする決まりごとですが、内容がそのまま流れます。 経路の途中にいる者から見れば、はがきを読むように中身が見えてしまいます。

HTTPSは、このHTTPのやり取りをTLSという暗号化の仕組みで包んだものです。 正式には「HTTP over TLS」と呼びます。封書にして送るようなもので、 配送を担う人には中身が読めません。

HTTPSが守っているもの

  • 盗み見の防止 — 暗号化されているので、途中で拾われても内容を読めない
  • 改ざんの検知 — 途中で書き換えられると受け取った側が気づける
  • 接続先の確認 — サーバ証明書で、名乗ったとおりの相手かを確かめる

ブラウザのアドレス欄に鍵のマークが出るのはこの状態です。 ただし鍵マークが示すのは通信が守られていることだけで、 そのサイトの運営者が信用できるかまでは保証しません。詐欺サイトもHTTPSを使います。

混同しやすいものとの違い

用語 役割
HTTPS HTTPの通信をTLSで暗号化し、内容と相手を守る
HTTP Webページをやり取りする(暗号化しない)
cookie 再訪した利用者を判別するためのデータ
ファイアウォール 出入口で通信を通すか遮断するかを選別する

個人情報やカード番号を入力する画面では、URLがhttpsかを確かめる、 と覚えておいてください。

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