正解:エ
各選択肢の解説
ア表示に使った画像やファイルが端末に一時保存され、次回の表示が速くなる。
誤り。これはキャッシュの働きです。表示を速くするために手元へ一時保存する 仕組みで、URLがhttpでもhttpsでも同じように行われます。 目的が表示の高速化か、通信内容の保護かで区別します。
イ入力した内容が端末に保存され、次に訪れたときに利用者が判別される。
誤り。これはcookieの働きです。どちらもブラウザの裏側で動くので 混同しますが、cookieは同じ利用者だと見分けるためのデータであり、 通信の途中経路を守るものではありません。
ウ社外とやり取りする通信を監視し、許可されていない通信を遮断する。
誤り。これはファイアウォールの働きです。ネットワークの出入口で 通信を通すか止めるかを選別します。守る場所が出入口か、 やり取りする内容そのものかが違います。
エサーバとの間でやり取りする内容が暗号化され、盗み見や改ざんを防ぐ。
正解。HTTPSはHTTPの通信をTLSで暗号化したものです。途中の経路で 盗み見られても内容が読めず、書き換えられれば気づけます。 あわせてサーバ証明書で、接続先が名乗ったとおりの相手かを確認します。
理解を深めるために
はがきで送るか、封書で送るか
HTTPはWebページをやり取りする決まりごとですが、内容がそのまま流れます。 経路の途中にいる者から見れば、はがきを読むように中身が見えてしまいます。
HTTPSは、このHTTPのやり取りをTLSという暗号化の仕組みで包んだものです。 正式には「HTTP over TLS」と呼びます。封書にして送るようなもので、 配送を担う人には中身が読めません。
HTTPSが守っているもの
- 盗み見の防止 — 暗号化されているので、途中で拾われても内容を読めない
- 改ざんの検知 — 途中で書き換えられると受け取った側が気づける
- 接続先の確認 — サーバ証明書で、名乗ったとおりの相手かを確かめる
ブラウザのアドレス欄に鍵のマークが出るのはこの状態です。 ただし鍵マークが示すのは通信が守られていることだけで、 そのサイトの運営者が信用できるかまでは保証しません。詐欺サイトもHTTPSを使います。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| HTTPS | HTTPの通信をTLSで暗号化し、内容と相手を守る |
| HTTP | Webページをやり取りする(暗号化しない) |
| cookie | 再訪した利用者を判別するためのデータ |
| ファイアウォール | 出入口で通信を通すか遮断するかを選別する |
個人情報やカード番号を入力する画面では、URLがhttpsかを確かめる、 と覚えておいてください。