正解:ア
各選択肢の解説
ア3つのサイトだけを登録し、それ以外への接続をすべて止める。
正解。許可リスト(ホワイトリスト)方式です。登録した先以外はすべて止まるので、 まだ誰も危険だと知らないサイトにもつながりません。閲覧先が限られる端末に向きます。
イ危険と判明しているサイトを登録し、それらへの接続を止める。
誤り。これは拒否リスト(ブラックリスト)方式です。一般的な運用ですが、 止められるのは登録済みの危険なサイトだけで、新しく作られた危険なサイトは通ります。 「知られていない危険」まで防ぐという条件を満たしません。
ウ「ギャンブル」などのカテゴリを選び、該当するサイトを止める。
誤り。これはカテゴリ単位のフィルタリングで、拒否リスト方式の一種です。 管理の手間は減りますが、止めるのは選んだカテゴリに分類済みのサイトだけです。 取引先の3サイトに絞りたいという目的とも合いません。
エ接続先をすべて記録しておき、問題のある閲覧を後から確認する。
誤り。これは閲覧ログの記録と監視です。不適切な利用の発見や抑止には役立ちますが、 接続そのものは止めないので、危険なサイトにつながった時点で被害が出るおそれがあります。 事前に止めるか、事後に確認するかが違います。
理解を深めるために
「招待客名簿」か「出入り禁止名簿」か
パーティーの入口で、招待客名簿に載った人だけを通すのが許可リスト方式、 出入り禁止名簿に載った人だけを断るのが拒否リスト方式です。 名簿に載っていない見知らぬ人が来たとき、前者は断り、後者は通してしまいます。
URLフィルタリングも同じで、どちらの名簿を使うかで「未知のサイト」への扱いが逆になります。
どちらを選ぶかは、閲覧先の数で決まる
- 許可リスト方式:登録した先以外はすべて止める。未知の危険サイトにも効くが、 登録していない正当なサイトも見られない。受発注専用端末のように閲覧先が決まっている場合に向く
- 拒否リスト方式:登録した先だけを止める。自由に閲覧できるが、登録が追いつかない 新しい危険サイトは通してしまう。一般の業務端末で多い運用
- カテゴリ単位の制御:製品が分類済みのカテゴリを選んで止める。拒否リストの管理を 楽にする工夫で、未分類の新しいサイトには効きにくい
選択肢の整理
| 設定 | 未知の危険サイト | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 許可リスト方式 | 止まる | 閲覧先が決まっている端末 |
| 拒否リスト方式 | 通ってしまう | 自由な閲覧が必要な一般の端末 |
| カテゴリ単位の制御 | 未分類なら通ってしまう | 業務外の閲覧を大まかに減らす |
| 閲覧ログの記録 | 止めない(事後に発見) | 不正利用の抑止・調査 |
試験では「特定のサイトだけ」「それ以外はすべて」とあれば許可リスト方式です。 未知の脅威に強いのはどちらか、という形でも問われます。