データベース

関係データベースの考え方、表の設計と正規化、データの取り出し方、トランザクションの処理を扱う中分類です。「表をどう分けるか」「行を扱うのか列を扱うのか」「更新を確定するのか取り消すのか」で見分けられるようにするのが近道です。

デジタル技術・収録 16問・項目 5/5

演習を始める(10問)

問題

  1. RDBMS(1)多くの業務システムで使われている関係データベース(RDBMS)の、データの持ち方の説明として最も適切なものはどれか。
  2. 主キー会員情報を管理する表を設計している。この表の中の1行を他の行と区別して確実に取り出すために設定する主キーの説明として、…
  3. 正規化(1)受注を1つの表で管理しており、1行に受注の内容と顧客の住所をまとめて記録している。同じ顧客が何度も注文したため同じ住所…
  4. 関係演算(1)商品コードと商品名をもつ商品表と、売上日・商品コード・数量をもつ売上表がある。売上表には商品名が入っていない。売上表の…
  5. トランザクション口座Aから口座Bへ振り込む処理は、Aの残高を減らす更新とBの残高を増やす更新の二つからなり、この二つを一つのトランザク…
  6. 排他制御(1)複数の処理が同時に同じデータを更新しても矛盾が生じないよう、更新中のデータには他の処理が手を出せないようにする排他制御…
  7. RDBMS(2)部署ごとに別々のファイルで顧客情報を持っていたため、住所の変更が一部のファイルにしか反映されない問題が起きていた。そこ…
  8. 関係(リレーション)関係データベースの基になっている関係モデルでは、データを「関係(リレーション)」という単位で扱う。この関係(リレーショ…
  9. エンティティ大学の履修管理のデータベースを設計している。1人の学生は複数の講義を履修でき、1つの講義は複数の学生が履修する。「学生…
  10. リレーションシップネットショップの受注業務を分析し、E-R図を作成している。E-R図でリレーションシップとして表すものとして、最も適切な…
  11. 正規化(2)販売管理のデータベースで正規化を進め、顧客・商品・受注・受注明細といった表に細かく分けた。この設計について注意すべき点…
  12. 正規化(3)社内研修の申込を、申込番号・社員名・研修コード・研修名・開催日を1行にもつ申込表だけで管理している。申込者が1人だけの…
  13. 関係演算(2)社員番号・氏名・部署名・内線番号・自宅住所の列をもつ社員表から、全社員の氏名・部署名・内線番号を載せた内線一覧を作りた…
  14. 関係演算(3)会員番号・氏名・居住地・年齢・入会日の5列をもち、100行ある会員表に対して、「居住地が東京都」という条件で選択を行っ…
  15. 排他制御(2)在庫数が10の商品に、二つの注文処理がほぼ同時に行われた。どちらの処理も在庫数10を読み出し、1を引いた9を書き込んだ…
  16. コミット受注担当者が、ある注文の数量を誤った値に更新し、そのトランザクションをコミットした。その直後に誤りに気づいた。このとき…

取り違えやすい用語

主キー と 外部キー

用語何のための項目か
主キー値が重複せず空でもない。表の中の行を1つに特定する
外部キー他の表の主キーを参照して、表どうしをつなぐ

選択・射影・結合

用語何を取り出すか
選択条件に合う行だけを取り出す
射影必要な列だけを取り出す
結合共通の項目で、別の表とつなげて取り出す

選択も射影も、取り出すだけで、もとの表は変わりません。

正規化 と 非正規化

用語何を優先するか
正規化重複を持たないように表を分け、更新したときの食い違いを防ぐ。その分、取り出すたびに結合が必要になる
非正規化あえて表をまとめ、検索を速くする。その分、更新したときに食い違いが起きやすい

コミット と ロールバック

用語更新を確定するか、取り消すか
コミットトランザクションの更新を確定する。確定した後は、ロールバックでは戻せない
ロールバックトランザクションが途中で失敗したときに、開始前の状態に戻す

排他制御 と デッドロック

用語対策か、その副作用か
排他制御同時に更新して上書きし合う(更新の消失)のを防ぐため、一方の処理を待たせる
デッドロック排他制御の副作用で、互いに相手の処理が終わるのを待ち続けて進まなくなる状態

新試験での位置づけ

新しいシラバス案(Ver.0.1)では、テクノロジ分野の大分類「デジタル技術」の中分類17に置かれています。

現行のシラバス(Ver.6.5)では、テクノロジ系の中分類「データベース」にありました。データベース方式・データベース設計・データ操作・トランザクション処理という中の区分も、ほぼそのまま引き継がれています。

現行試験の過去問で対策する場合は、この中分類「データベース」を探すと、近い問題が見つかります。

一方で、関係モデル、関係(リレーション)、エンティティ、リレーションシップは、現行のシラバスの用語例には載っていなかった用語です。

なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。

最終確認日:(問題の作り方と品質管理)

この中分類の出題範囲

シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。

データベース方式
  • データベースの概要3問
データベース設計
  • データベースの設計3問
  • 正規化とパフォーマンス設計3問
データ操作
  • データベースの操作3問
トランザクション処理
  • トランザクション処理4問

テクノロジのほかの中分類

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出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。