ガバナンス・監査

コーポレートガバナンス、内部統制、監査を扱う中分類です。監査は種類が多いので、「誰が行うか」「何を確かめるか」「法令で義務付けられているか」を別々の軸として見分けるのが近道です。

組織活動・収録 27問・項目 5/5

演習を始める(10問)

問題

  1. コーポレートガバナンス企業経営に関する考え方のうち、コーポレートガバナンスの説明として最も適切なものはどれか。
  2. 内部統制(1)A社の購買業務では、担当者1名が仕入先への発注、納品物の検収、支払の承認をすべて一人で行っている。不正や誤りが起きにく…
  3. 内部監査(1)上場企業であるA社は、毎年、契約している監査法人から財務諸表の監査を受けている。A社が受けているこの監査の形態の組合せ…
  4. システム監査(1)A社は、稼働を始めた販売管理システムについて、業務の目的に合っているか、データの誤りや障害に備えた仕組みが有効に働いて…
  5. システム監査(2)A社では、情報システム部門が開発して運用している勤怠管理システムを対象に、システム監査を実施することになった。監査の進…
  6. システム監査(3)システム監査人が、監査計画に基づいて監査を始めるにあたり、監査対象部門の業務内容やシステムの構成を、規程類や既存の資料…
  7. 会計監査監査を「何を対象に確かめるか」で分類したとき、売上や費用などの取引が正しく記録され、決算で作る財務諸表が会社の財政状態…
  8. 業務監査購買部門で「発注前に複数社から見積りを取る」「一定額以上は部長の承認を得る」といった社内規程が守られているか、手続に無…
  9. 情報セキュリティ監査顧客情報の紛失事故を受けて、B社はシステムのアクセス権の設定に加え、紙の申込書の保管方法、執務室の入退室管理、従業員へ…
  10. 任意監査(1)A社は、取引先から求められたため、外部の専門会社に自社のシステム監査を依頼した。この監査は任意監査に分類される。その理…
  11. 内部監査(2)内部監査の説明として、最も適切なものはどれか。
  12. 任意監査(2)B社の経営者は、新しい基幹システムが有効かつ安全に使えるかを確かめるため、システム監査の実施を決めた。社内には、基幹シ…
  13. 本調査システム監査人が本調査で、利用者IDの棚卸しが規程どおり四半期ごとに行われているかを確かめる。結論の裏付けとなる監査証…
  14. 監査報告書システム監査の過程では、目的の異なる文書がいくつか作られる。監査報告書の説明として最も適切なものはどれか。
  15. 改善提案のフォローアップシステム監査人が監査報告書で、本番データのバックアップが手順どおり取得されていない月があると指摘し、改善を提案した。そ…
  16. 監査証拠の提供システム監査の本調査における、監査証拠の提供と評価の役割分担として最も適切なものはどれか。
  17. システム監査基準経済産業省が公表している「システム監査基準」の説明として、最も適切なものはどれか。
  18. システム監査人の権限と責任B社の内部監査部門が、販売管理システムを対象とするシステム監査を初めて行うことになった。監査を始めるにあたっての考え方…
  19. 内部統制報告制度(J-SOX)金融商品取引法に基づく内部統制報告制度(J-SOX)の説明として、最も適切なものはどれか。
  20. 誤謬と不正A社で見つかった次の①〜③の事例のうち、内部統制でいう「不正」に当たるものをすべて挙げたものはどれか。① 経理担当者が…
  21. 3つのラインモデル3つのラインモデル(Three Lines Model)において、第2ラインが担う役割として、最も適切なものはどれか。
  22. 内部統制(2)C社は経費精算業務に内部統制を整えることにした。ところが、申請から支払までの手順は部署ごとに異なり、誰がどの段階で何を…
  23. 内部統制(3)販売業務に内部統制を構築する取組のうち、「実施ルールの設定」にあたるものとして、最も適切なものはどれか。
  24. 内部統制(4)D社の購買規程では「10万円以上の発注は部長の承認を得る」と定め、発注と支払処理の担当者も分けている。しかし、部長の承…
  25. コンプライアンス新入社員研修で、企業におけるコンプライアンスの意味を説明することになった。説明として最も適切なものはどれか。
  26. ビジネスと人権電子機器メーカーのA社は、部品を調達している海外の取引先の工場で、長時間労働や児童労働が行われているとの指摘を受けた。…
  27. ハラスメント職場での次の言動のうち、パワーハラスメントに当たるものとして最も適切なものはどれか。

取り違えやすい用語

外部監査 と 内部監査

用語誰が行うか
外部監査会社の外にいる、独立した監査人が行う
内部監査社内にあって監査対象から独立した部門が、経営者のために行う

法定監査か任意監査かは別の軸で、法令で義務付けられているかどうかだけで決まります。外部の会社に頼んだから法定監査、ということにはなりません。

会計監査・業務監査・システム監査・情報セキュリティ監査

用語何を確かめるか
会計監査会計記録や財務諸表が、適正に作られているか
業務監査業務が規程どおりの手続で、無駄なく行われているか
システム監査情報システムが目的に合い、有効で安全に使われているか
情報セキュリティ監査紙・設備・人も含めた情報資産を守る対策が、適切か

システム監査の流れ

用語その段階で何をするか
予備調査監査対象の全体像をつかみ、本調査の進め方を決める
本調査監査証拠を集めて評価する
監査報告結論と改善提案を監査報告書にまとめ、依頼者に報告する
フォローアップ改善計画に沿った対応が進んでいるかを確かめる

改善を実際に行うのは監査対象の部門です。監査人が代わりに直すことはありません。

システム監査基準 と システム管理基準

用語誰のための基準か
システム監査基準監査人が従う基準。監査の体制・実施・報告のあり方を示す
システム管理基準監査される側の情報システムの管理のあり方を示す。監査人が判断の尺度に使う

内部統制を整える4つの取組

用語何を決めるか
業務プロセスの明確化業務の流れと担当を調べ、図や文書にする
職務分掌一連の業務を複数の担当者に分け、互いに確認させる
実施ルールの設定業務をどの基準・手順で行うかを、規程で定める
チェック体制の確立ルールどおりに行われたかを、照合・承認・点検で確かめる

業務の流れが見えていないと、分担・ルール・点検をどこに置くかが決まりません。そのため業務プロセスの明確化が出発点になります。

新試験での位置づけ

新しいシラバス案(Ver.0.1)では、ビジネス分野の大分類「組織活動」の中分類12に置かれています。

現行のシラバス(Ver.6.5)では、ストラテジ系とマネジメント系に分かれていました。

新シラバス案の内容 現行シラバスでの置き場所
コーポレートガバナンス、コンプライアンス、内部統制報告制度 ストラテジ系「法務」の「その他の法律・ガイドライン・情報倫理」
内部統制を整える4つの取組 マネジメント系「システム監査」の「内部統制」
監査の種類、システム監査の目的と実施 マネジメント系「システム監査」の「システム監査」

現行試験の過去問で対策する場合は、この3か所を探すと、この中分類に近い問題が見つかります。

3つのラインモデル、誤謬と不正、法定監査・任意監査・内部監査・外部監査は、現行のシラバスには載っていなかった用語です。

なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。

最終確認日:(問題の作り方と品質管理)

この中分類の出題範囲

シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。

コーポレートガバナンス
  • コーポレートガバナンス4問
内部統制・デジタルガバナンス
  • 内部統制・デジタルガバナンス7問
監査
  • 監査の形態8問
  • システム監査の目的3問
  • システム監査の実施5問

ビジネスのほかの中分類

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出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。